[16日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は16日、新型コロナウイルスへの対処として、過去に例がないほどの大規模な公開市場操作を実施するなど、大胆な措置を講じているが、新型コロナによる経済的影響の全容はまだ判明していないという考えを示した。
総裁はニューヨークのエコノミッククラブが主催するオンラインセミナーで「新型コロナの世界的大流行はかつて経験したことがないような状況を作りだしており、本格的な経済的影響はまだ分からないというのが現実だ」と指摘。「こうした状況の中で、われわれは過去に例がないほどの大規模な公開市場オペを実施している」と述べた。
さらに「まずは感染者数がピークに達し減少に転じることを確認した上で、正常化への段階的な回復を検討する必要がある」と述べ、経済が本格的な回復に至るまで数年を要する恐れがあるとの見方を示した。
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