(内容追加しました。) [香港 18日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3748.1639 245.5038安 7213.8億元(上海A株) 高値 4006.3372 安値 3743.3939 前場終値 3935.3286 58.3391安 3889.5億元(上海A株) 寄り付き 3999.1336 5.4659高 前営業日終値 3993.6677 28.3328高 6256.0億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 23795.11 19.54安 362.4億香港ドル 寄り付き 23956.86 142.21高 前営業日終値 23814.65 176.38安 657.7億香港ドル
18日の中国株式市場は急反落して取引を終えた。人民元が対ドルで下落し、当局が 一段の元安誘導に動くとの懸念が再燃した。
上海総合指数 .SSEC 終値は245.5038ポイント(6.15%)安の3748 .1639。1日の下落率では7月27日以来の大きさとなった。4日ぶりの下落。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は252.460ポイント(6.19%)安の3825.412。
複数のトレーダーによれば、国内の景気減速で中国から資金をさらに引き揚げる企業 が出てくるとの懸念に加え、政府が大規模な株価下支え策を段階的に縮小していくとの憶 測が、ここ数週間にわたる株価回復後の投資家の利食い売りを後押しした。 中国の上海・CSI300両指数のボラティリティは後場になって急上昇した。当局 が株価下支え介入を開始して以降、この時間帯に大きく動くパターンが繰り返されている 。 中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の対ドル基準値(中間値)をややドル高 の水準に設定したが、元は下落。市場関係者は、景気低迷を背景に元相場が引き続き圧迫 されると予想している。
輸入関連株やドル建て債務を多く抱える企業の株価、元安で燃料コスト上昇に直面す る航空株などが圧迫されている。 人民銀はこの日、定例オペ(公開市場操作)で約半年ぶりとなる大規模な流動性を供 給した。これを受け、投資家の資本引き揚げの動きで流動性がひっ迫しているとの懸念が 高まった。 さらに、中国証券当局は先週14日に、今後は国有金融機関を通じての相場下支え策 を縮小する可能性を初めて示唆した。国内証券大手のシニアトレーダーは「CSRCは定 期的に実施してきた市場介入から手を引くことを明らかにしたが、6月中旬の急落以降、 地合いは弱く、政府の支援策無しで現在の株価水準を下支えすることは出来ないと多くが 考えている」と説明。 幅広いセクターで売られた。CSI300インフラ株指数 .CSI300II は8.4%安 。また、7月の主要都市の新築住宅価格が3カ月連続で上昇したとの発表にもかかわらず 、建設・不動産株指数 .CSICNREI は7.3%安だった。
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