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ラクオリア創薬---ラジオNIKKEI『フィスコ presents 注目企業調査レポート』6月5日放送から

発行済 2017-06-13 16:01
更新済 2017-06-13 16:33
ラクオリア創薬---ラジオNIKKEI『フィスコ presents 注目企業調査レポート』6月5日放送から
4579
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ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』6月5日放送において、ラクオリア創薬 (T:4579)を取り上げている。
主な内容は以下の通り。



次に紹介するのは、証券コード (T:4579)東証JASDAQ グロース上場のラクオリア創薬です。


ラクオリア創薬 (T:4579)はファイザー日本法人から中央研究所が独立してできた創薬開発型バイオベンチャーです。
一般的な医薬品メーカーとは異なり、新薬の種となる開発化合物を創出し、その技術・特許を医薬品メーカーにライセンスアウト(導出)することで収益を上げるというビジネスモデルです。
参入障壁が高いイオンチャネル創薬において優位性を有している点に強みがあり、消化器領域、疼痛領域を得意としています。


2016年12月期決算は期初予想に対しては未達となったが、その要因は米国での動物薬の販売開始が2016年秋から2017年1月に決算期をまたいでずれ込み、マイルストン収入の計上ができなかったためです。
延期された動物薬は2017年1月に発売されており、今後は当該薬剤からのロイヤルティ収入が期待されます。
2016年12月期決算の最も重要なポイントは、動物薬について今後の同社の収益に重要な貢献をする確度が一段と高まったことだと考えられます。


導出済みプログラムの臨床開発は全般に順調な進捗が続いています。
韓国CJヘルスケアが取り組む胃食道逆流症向けのP-CABについては、2017年中に第3相試験が終了し、2019年の上市という道筋が見えてきました。
Meiji Seikaファルマが進める統合失調症薬ジプラシドンも、2018年に第3相試験を終え、2019年の承認申請、2020年の上市というスケジュールで進捗しています。


ラクオリア創薬は、開発領域のヨコ展開やアカデミアとの共同研究成果の取り込みのための体制整備などを目的に、テムリックを2017年2月3日付で完全子会社化しました。
テムリックが米Syros社に導出したTM-411は、急性骨髄性白血病(AML)/骨髄異形成症候群(MDS)向けに第2相試験中です。
興味深いのは、SyrosはTM-411をプレシジョン・メディシン(個別化医療・精密医療)として新薬承認を目指している点です。
プレシジョン・メディシンは治療効果改善につながる新しい医療概念として大きな注目を集めている分野です。


中期経営計画『Odyssey 2018』をローリングして2019年12月期までの業績目標を公表しましたが、2019年12月期において営業損益が黒字転換する目標となっています。
動物薬の上市やヒト領域での医薬品開発が順調に進捗している現状から、将来の安定収益獲得に自信を深めたことが読み取れます。


ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30~14:45放送

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