ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

【中国】「ロス電力」の問題深刻化、甘粛省で風力エネルギー43%浪費

発行済 2017-02-12 13:35
更新済 2017-02-12 14:00
【中国】「ロス電力」の問題深刻化、甘粛省で風力エネルギー43%浪費
「棄電」(ロス電力)の問題が中国で再びクローズアップされている。
2016年も発電設備の稼働を停止し、送電量を制限する「棄風限電」「棄光限電」「棄水限電」などが頻発した。
政策の後押しでクリーンエネルギー発電容量が拡大する一方、送電インフラの整備が追い付いていないためという。
中国経済網が8日に伝えた。


国家能源局の統計によれば、風力エネルギーを無駄にする「棄風」は、2016年通年で甘粛省が全体の43%、新彊ウイグル自治区が38%、吉林省が30%、内モンゴル自治区が21%など。
太陽光エネルギーを無駄にする「棄光」は、西部エリアで平均20%に達したという。
送電網の整備は、遅れが目立っている。


しかしながら、政府は再生可能エネルギーの開発に注力する方針だ。
中国は国際社会に対し、一次エネルギー消費に占める非化石の比率を公約したため。
2020年の約15%、30年の約20%を目指す計画を打ち出した。
非化石エネルギー電源の発電容量に関しては、20年で7億7000万キロワット(kW)にまで拡大させる必要がある。
15年末と比較し、2億5000万kWも増やさなければならない計算だ。


国家発展改革委員会が先ごろ発表した「再生可能エネルギー発展の第13次5カ年計画」によると、中国政府は第13次5カ年計画の期間中、総額2兆5000億人民元(約40兆9700億円)を再生可能エネルギーの発展に投資する。


この投資額は、前5カ年計画を39%上回る規模。
うち水力に5000億人民元、風力に7000億人民元、太陽光に1兆人民元を投入する計画だ。
発電容量については、水力で約6000万kW、風力で8000万kWの新設を進める。


15年末時点の再生可能エネルギー発電容量は、水力で3億2000万kW、風力で1億2900万kW、太陽光で4318万kWに達し、いずれも世界最大級の規模。
再生可能エネルギーの発電量は1兆3800億kWhで、電力消費量の25%を占めた。



【亜州IR】


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます