はてな (T:3930)は5月31日、2019年7月期第3四半期(18年8月-19年4月)決算を発表した。
売上高が前年同期比26.1%増の19.46億円、営業利益が同59.0%増の3.94億円、経常利益が同51.7%増の3.96億円、四半期純利益が同52.8%増の2.70億円となった。
コンテンツプラットフォームサービスは、主力の「はてなブログ」の登録ユーザー数や、月間ユニークブラウザ数が順調に推移し、「はてなブログ」の有料プラン「はてなブログPro」等の課金売上も好調に推移した。
コンテンツマーケティングサービスの売上高は前年同期比17.2%増となった。
「はてなブログMedia」サービスにおいて、機能強化に努めた。
また、提供サービスプランに「レギュラー」「ライト」の2プラン制を導入し、新規導入のオウンドメディアの媒体メディア数が増加した。
更に、媒体メディアに掲載されるネイティブ広告、バナー広告等の広告売上も、「はてなブログMedia」の運用媒体数の増加に伴い、堅調に推移した。
テクノロジーソリューションサービスの売上高は、第3四半期累計期間の売上高としては過去最高となった。
受託サービスは、Webマンガサービスに特化した同社開発のマンガビューワ(GigaViewer)が、ビューワ機能提供開始以降、合計7サービスに採用された。
また、任天堂 (T:7974)の受託開発案件の納品及び検収が複数完了し、収益認識にいたった。
保守運用サービスでは、納品済受託開発案件の積上による運用数の増加により、前年同期比33.1%増となった。
2019年7月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。
売上高が前期比20.7%増(前回予想比0.1%増)の25.24億円、営業利益が同38.2%増(同24.6%増)の4.41億円、経常利益が同32.4%増(同25.4%増)の4.43億円、当期純利益が同29.1%増(同24.3%増)の3.02億円としている。