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中国:ブローカーの7月純利益が今年初のマイナス、中信証は4割減

発行済 2015-08-07 10:20
更新済 2015-08-07 10:33
株価の乱高下で投資家の慎重スタンスが強まるなか、中国本土マーケットでは商いの低迷が続いている。
株価対策としてのIPO(新規株式公開)凍結や、信用取引規制の強化もあり、証券ブローカー各社の収益に悪影響が出始めた。
香港上場の大手ブローカーが6日引け後に発表した7月の営業実績は、純利益が前月比で軒並み減少。
7日付明報によれば、前月比での減益は今年に入って初めてという。
うち最大手の中信証券(6030/HK)は、単体の純利益が前月比36.8%減の15億426万人民元(約300億円)に縮小した。
営業収益(=売上高)も20.2%減の36億3177万人民元に落ち込んでいる。
また、海通証券(6837/HK)の単体純利益は69.9%減の6億173万人民元、営業収益は60.2%減の12億8130万人民元に低迷した。
このほか、広発証券(1776/HK)、華泰証券(6886/HK)なども前月比での減益を余儀なくされている。
ただ、前年同月比で見た場合は、依然として収益が拡大基調にある。
例えば、中信証券の単体純利益は3.4倍、海通証券は7割増で推移した。
なお明報によれば、上海、深セン両市場の1日当たり売買代金は、6月の1兆2000億-2兆3000億人民元から7月に8000億~1兆5000億人民元へと縮小。
信用取引残高は足元で1兆3000億人民元と、6月ピーク時の2兆人民元超から急減している。
【亜州IR】

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