17日に発表された中国の第1四半期GDP成長率、3月の鉱工業生産、小売売上高は予想を上回る結果となった。
中国国家統計局は、2019年第1四半期のGDPが、予想されていた6.3%増を上回り6.4%増となったことを発表した。しかしながら、この結果は前年同期の6.8%を下回っている。
3月の鉱工業生産高は、前年同期比5.9%増の予想に対して8.5%増となり、2014年ぶりの好調な結果となった。
3月の小売売上高も予想を上回り、固定資産投資は予想と一致した。
本日発表された中国経済統計は、投資家の世界的な景気後退に対する懸念を打ち消した。16日発表の3月の中国住宅価格は、2017年3月ぶりに高い数値となった。12日に発表された貿易収支も予想を上回る結果となっていた。
17日の中国株式市場は当初値を下げて取引されていたが、経済指標の公開後は上昇に転じた。