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米国株見通し:週末の雇用統計に関心向く

発行済 2017-08-30 21:17
更新済 2017-08-30 21:33
米国株見通し:週末の雇用統計に関心向く
S&P500先物 2447.50(+0.50) (21:00現在)
ナスダック100先物 5875.00(+5.25) (21:00現在)

21:00時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。
また、NYダウは前日比20ドル高程度で推移。
欧州市場は、全般買いが先行している。
原油先物相場は小幅に下落して推移しており、これらの流れを受けて、米株式市場はやや買い優勢の展開から始まろう。


30日の米株式市場は上昇。
北朝鮮によるミサイル発射を受けて売りが先行したが、トランプ大統領の反応が比較的穏やかだったことから、大規模な戦闘にはつながらないとの楽観的な見方が広がった。


北朝鮮は今回日本上空を通過した中距離弾道ミサイルの発射実験について、「太平洋における軍事作戦の第1歩であり、グアム封じ込めに向けた有意義な序章」だったと挑発するなど、依然として警戒要因となる。
トランプ大統領との過激な挑発合戦に発展するようだと、再び地政学リスクへの警戒につながりことになりそうだ。


もっとも、現時点ではトランプ大統領は冷静であり、一先ず市場は週末の雇用統計に関心が向かいやすく、その前哨戦となるADP雇用報告に関心が集まりそうだ。
年内の追加利上げを予想する向きは少ないが、1日に発表される8月雇用統計、そして今週以降の金融市場の動向次第で、利上げ観測に変化が生じるため、ADP雇用報告を受けた市場反応が注目される。

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