15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は6営業日続落、足元の調整は想定内、25日線辺りまでは押し目買いも入りづらいか
・ドル・円は113円64銭、もみあい、安値圏では押し目買い
・値下がり寄与トップはソフトバンクG (T:9984)、同2位はKDDI (T:9433)
■日経平均は6営業日続落、足元の調整は想定内、25日線辺りまでは押し目買いも入りづらいか
日経平均は6営業日続落。
208.93円安の22171.08円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えた。
14日の米国市場は、税制改革への先行き懸念や原油安が上値を抑え、終日軟調推移となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の22305円となり、朝方はこれにサヤ寄せする格好からの売りが先行。
前場半ばには22300円を回復する場面もみられたが、5日線に上値を抑えられる形状が続くなか、利益確定の流れが強まっており、下げ幅を拡大させている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、ほぼ全面安商状に。
セクターでは33業種全てが下げており、鉱業、鉄鋼、石油石炭、海運、その他金融、非鉄金属、不動産、卸売、証券の弱さが目立つ。
指数インパクトの大きいところでは、東エレク (T:8035)、大塚HD (T:4578)、ファーストリテ (T:9983)が堅調だが、ソフトバンクG (T:9984)、KDDI (T:9433)、日東電 (T:6988)、信越化 (T:4063)、TDK (T:6762)が重しに。
日経平均は寄付き後に下げ幅を広げており、11月1日以来の22200円を割り込んできた。
25日線が支持線として意識されるなか、同線を支持線として試すまでは、押し目買いも入りづらいところであろう。
25日線は21950円辺りに位置しており、22000円割れが意識されやすいとみられる。
もっとも、足元の調整は想定内であり、押し目待ちのスタンスとみられる。
東エレク (T:8035)の強い動きをみても地合いは悪化している訳ではないとみておきたい。
決算が通過したこともあり、手掛かり材料に欠ける面もありそう。
インデックスに絡んだ商いが中心であり、大きく振れやすく、後場は日銀のETF買い入れが意識されるものの、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、大引け前30分からの先物主導の売りが意識されてきそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は113円21銭、弱含み、クロス円主導で下落
15日午前の東京市場でドル・円は弱含み。
日本株安を背景にクロス円が下げを主導する展開となった。
東京株式市場では日経平均株価が寄り付きから大きく下げ、ユーロ・円などクロス円は売り先行となった。
また、今日発表された豪7-9月期の賃金指数の低下が嫌気され、豪ドル・円が下落し、ドル・円を113円付近まで押し下げた。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いとなっており、日本株安継続を警戒した円買いが目先も続く見通し。
ただ、113円台は国内機関投資家などの押し目買いが観測されており、現時点でドルが113円を大きく下回る展開は想定しにくい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円03銭から113円49銭、ユーロ・円は133円31銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1786ドルから1.1802ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・サンエー化研 (T:4234)やTYK (T:5363)がストップ安
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはソフトバンクG (T:9984)、同2位はKDDI (T:9433)
■経済指標・要人発言
・日・7-9月期GDP1次速報:前期比年率+1.4%(予想:+1.5%、4-6月期:+2.6%←+2.
5%)
☆後場の注目スケジュール☆
特になし
<DM>
・日経平均は6営業日続落、足元の調整は想定内、25日線辺りまでは押し目買いも入りづらいか
・ドル・円は113円64銭、もみあい、安値圏では押し目買い
・値下がり寄与トップはソフトバンクG (T:9984)、同2位はKDDI (T:9433)
■日経平均は6営業日続落、足元の調整は想定内、25日線辺りまでは押し目買いも入りづらいか
日経平均は6営業日続落。
208.93円安の22171.08円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えた。
14日の米国市場は、税制改革への先行き懸念や原油安が上値を抑え、終日軟調推移となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の22305円となり、朝方はこれにサヤ寄せする格好からの売りが先行。
前場半ばには22300円を回復する場面もみられたが、5日線に上値を抑えられる形状が続くなか、利益確定の流れが強まっており、下げ幅を拡大させている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、ほぼ全面安商状に。
セクターでは33業種全てが下げており、鉱業、鉄鋼、石油石炭、海運、その他金融、非鉄金属、不動産、卸売、証券の弱さが目立つ。
指数インパクトの大きいところでは、東エレク (T:8035)、大塚HD (T:4578)、ファーストリテ (T:9983)が堅調だが、ソフトバンクG (T:9984)、KDDI (T:9433)、日東電 (T:6988)、信越化 (T:4063)、TDK (T:6762)が重しに。
日経平均は寄付き後に下げ幅を広げており、11月1日以来の22200円を割り込んできた。
25日線が支持線として意識されるなか、同線を支持線として試すまでは、押し目買いも入りづらいところであろう。
25日線は21950円辺りに位置しており、22000円割れが意識されやすいとみられる。
もっとも、足元の調整は想定内であり、押し目待ちのスタンスとみられる。
東エレク (T:8035)の強い動きをみても地合いは悪化している訳ではないとみておきたい。
決算が通過したこともあり、手掛かり材料に欠ける面もありそう。
インデックスに絡んだ商いが中心であり、大きく振れやすく、後場は日銀のETF買い入れが意識されるものの、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、大引け前30分からの先物主導の売りが意識されてきそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は113円21銭、弱含み、クロス円主導で下落
15日午前の東京市場でドル・円は弱含み。
日本株安を背景にクロス円が下げを主導する展開となった。
東京株式市場では日経平均株価が寄り付きから大きく下げ、ユーロ・円などクロス円は売り先行となった。
また、今日発表された豪7-9月期の賃金指数の低下が嫌気され、豪ドル・円が下落し、ドル・円を113円付近まで押し下げた。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いとなっており、日本株安継続を警戒した円買いが目先も続く見通し。
ただ、113円台は国内機関投資家などの押し目買いが観測されており、現時点でドルが113円を大きく下回る展開は想定しにくい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円03銭から113円49銭、ユーロ・円は133円31銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1786ドルから1.1802ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・サンエー化研 (T:4234)やTYK (T:5363)がストップ安
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはソフトバンクG (T:9984)、同2位はKDDI (T:9433)
■経済指標・要人発言
・日・7-9月期GDP1次速報:前期比年率+1.4%(予想:+1.5%、4-6月期:+2.6%←+2.
5%)
☆後場の注目スケジュール☆
特になし
<DM>