40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、ドイツ政局や米税制改革を見極め

発行済 2017-11-20 17:46
更新済 2017-11-20 18:00
欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、ドイツ政局や米税制改革を見極め
今日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想する。
ドイツの連立協議決裂を受けたユーロ・円の下げが一服すればドル・円は持ち直す見通し。
ただ、米税制改革法案の審議の行方を見極めるムードが広がっており、積極的なドル買いは手控えられそうだ。


9月24日に行われたドイツ連邦議会選(709議席)の投票結果を受け、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU、246議席)は自由民主党(FDP、80議席)、緑の党(67議席)との連立協議を進めていた。
しかし、FDPとは移民や環境などの政策で妥協点を見出せず、協議は決裂。
メルケル首相は、他のパートナー探しか再選挙かの選択を迫られている。
再選挙となれば第3党の極右政党ドイツのための選択肢(AfD、94議席)が一段と躍進する可能性もあり、政局リスクが広がろう。


週明けのアジア市場ではドイツの連立協議決裂を受け、ユーロ・円が132円30銭台から一時131円17銭まで大きく値を下げ、ドル・円は一時111円89銭まで押し下げられた。
ただ、ドル・円、クロス円ともいったん買い戻しが入ったことから、欧米市場ではいったん持ち直す展開が見込まれる。
足元の地合いはユーロ売りが強まっており、前週末のドル売りはやや後退。
ドル・円は10月安値111円65銭付近がサポートラインとして意識され、押し目買いによりやや下値の堅い値動きが予想されている。


ただ、引き続きドイツ政局を見極める展開で、目先はユーロ・円の下落基調が続きそうであり、ドル・円の押し下げ要因になりやすい。
ある短期筋はユーロ・円について、「131円を維持できるかどうかがポイント」との見方を示す。
また、米税制改革法案の成立に向け、上院と下院の法案内容のすり合わせが難航するとの見方に変わりはなく、ドル買いは慎重になりやすい。
今晩は特に重要な経済指標の発表は予定されていないが、ユーロ・円や米長期金利の動向を手がかりに、ドルロングポジションを解消する動きが想定される。



【今日の欧米市場の予定】
・23:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州議会公聴会出席
・24:00 米・10月景気先行指数(前月比予想:+0.7%、9月:-0.2%)
・ブラジル休場(黒人意識の日)


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます