以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家えりしー氏(ブログ「仮想通貨女子部!」を運営、Twitter:@erishiiiii)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年1月10日23時 に執筆
はじめまして。
仮想通貨投資家のえりしー(ブログ:仮想通貨女子部!、Twitter:@erishiiiii)と申します。
「仮想通貨ってビットコインのこと?」って思いがちですが、実は仮想通貨って数千種類あって、更に増えている最中なんです!そこで私は仮想通貨界の時価総額で2番手3番手争いをしている「リップル(Ripple、通貨記号:XRP)」の紹介をしようと思います。
●リップルとは?
リップル(Ripple、通貨記号:XRP)はもともと2004年にカナダのウェブ開発者である Ryan Fugger により開発された決済のための概念です。
「リップルって何ができるの?ビットコインとどう違うの?」と思いますよね。
リップルの特徴は何といっても送金スピードの速さ。
ビットコインの送金スピードは数分~数十分、遅い時は数日なのに対し、リップルは4~5秒程度で着金します。
比較すると驚異的なスピードだということが分かるのではないでしょうか。
私もはじめて送金に使った時は速すぎてビビりました。
これは多くの仮想通貨が採用するプルーフオブワークの仕組みを使わずに、信頼できる一部の承認者(バリデーター,Validator)による合意により承認が行われるためです。
この仕組みをコンセンサス(consensus)と呼んでいます。
Microsoft、マサチューセッツ工科大学、CGIなどの世界を代表する組織がバリデーターとしてリップルネットワークに参加しています。
バリデーターノードは2017年7月時点で55個存在しますが、今後はさらに拡大していく予定なんですって!
リップル社の野望は大きいのですが、今は世界中の銀行にXRPを採用してもらうことを目標にしています。
「銀行がXRPを使うと何か良いことがあるのか?」というと、国際送金における大幅な送金コストの削減ができるんです!!
今、銀行が国際送金に使っているのはSWIFTというシステムです。
このSWIFT、なんと使われ始めて40年近く経過している古いシステム…。
もしあなたの会社のパソコンが黒背景で緑文字のものすごい古いものだとしたら「もういい加減買い替えようよ…」となるでしょ?それが買い替えられずに未だに使われ続けている…それがSWIFTを使った国際送金の現状。
実は国際送金ができる銀行は限られていて、コルレス銀行と呼ばれる中継地点となる大きな銀行が業務を独占しています。
日本だと三菱東京UFJ銀行ほぼ一択です。
今の送金は、地方銀行→三菱東京UFJ銀行→海外のコルレス銀行→海外の地方銀行…という文字で見るだけでウンザリでしょ!!
そのため、現状のSWIFTを使った国際送金には問題が山積みです。
(1)時間がかかる…複数の銀行を経由するためものすごく時間がかかります。
目安として2~5営業日ほど。
(2)手数料が高い…国際送金に関わった銀行がそれぞれ手数料を取るので、1万円を送ったら5千円が手数料に消えてしまったという話もザラにあります。
(3)ミスが多い…複数の銀行が関わるため、途中で手続きが忘れられてしまうリスクが上がります。
多数の人が介するのでミスはつきものですね。
(4)コルレス銀行は大量の現地通貨を保有しなくてはならない…コルレス銀行はどんな国へ、どんな通貨も送金できるようにしておかないといけないので、マイナーな通貨を大量に保有しておかなくてはいけません。
倉庫に動かせない在庫がたくさんある状態。
(ちなみに、この海外のお金を入れておく口座のことをノストロ口座と呼びます)
上記の問題を解決するためにRipple社はXRPという仮想通貨を生み出しました。
XRPは上記の問題を全て解決できる要素を持っています。
(1)時間が短縮できる…4~5秒で送金完了するので、いつでも即着金
(2)手数料が安い…どんなに高額な送金をしても通常1送金あたり日本円で1円以下の手数料しかかからない
(3)ミスが減る…支払主から受取人までの送金ルートがちゃんと見えていて、確実に送金されるので、送金手続きのミスが激減する
(4)ノストロ口座を廃止できる…XRPはあらゆる通貨と交換可能なため、銀行は自国通貨と必要量のXRPを持っているだけでOK
今日はここまでです!
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執筆者名:えりしー
ブログ名:仮想通貨女子部!
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年1月10日23時 に執筆
はじめまして。
仮想通貨投資家のえりしー(ブログ:仮想通貨女子部!、Twitter:@erishiiiii)と申します。
「仮想通貨ってビットコインのこと?」って思いがちですが、実は仮想通貨って数千種類あって、更に増えている最中なんです!そこで私は仮想通貨界の時価総額で2番手3番手争いをしている「リップル(Ripple、通貨記号:XRP)」の紹介をしようと思います。
●リップルとは?
リップル(Ripple、通貨記号:XRP)はもともと2004年にカナダのウェブ開発者である Ryan Fugger により開発された決済のための概念です。
「リップルって何ができるの?ビットコインとどう違うの?」と思いますよね。
リップルの特徴は何といっても送金スピードの速さ。
ビットコインの送金スピードは数分~数十分、遅い時は数日なのに対し、リップルは4~5秒程度で着金します。
比較すると驚異的なスピードだということが分かるのではないでしょうか。
私もはじめて送金に使った時は速すぎてビビりました。
これは多くの仮想通貨が採用するプルーフオブワークの仕組みを使わずに、信頼できる一部の承認者(バリデーター,Validator)による合意により承認が行われるためです。
この仕組みをコンセンサス(consensus)と呼んでいます。
Microsoft、マサチューセッツ工科大学、CGIなどの世界を代表する組織がバリデーターとしてリップルネットワークに参加しています。
バリデーターノードは2017年7月時点で55個存在しますが、今後はさらに拡大していく予定なんですって!
リップル社の野望は大きいのですが、今は世界中の銀行にXRPを採用してもらうことを目標にしています。
「銀行がXRPを使うと何か良いことがあるのか?」というと、国際送金における大幅な送金コストの削減ができるんです!!
今、銀行が国際送金に使っているのはSWIFTというシステムです。
このSWIFT、なんと使われ始めて40年近く経過している古いシステム…。
もしあなたの会社のパソコンが黒背景で緑文字のものすごい古いものだとしたら「もういい加減買い替えようよ…」となるでしょ?それが買い替えられずに未だに使われ続けている…それがSWIFTを使った国際送金の現状。
実は国際送金ができる銀行は限られていて、コルレス銀行と呼ばれる中継地点となる大きな銀行が業務を独占しています。
日本だと三菱東京UFJ銀行ほぼ一択です。
今の送金は、地方銀行→三菱東京UFJ銀行→海外のコルレス銀行→海外の地方銀行…という文字で見るだけでウンザリでしょ!!
そのため、現状のSWIFTを使った国際送金には問題が山積みです。
(1)時間がかかる…複数の銀行を経由するためものすごく時間がかかります。
目安として2~5営業日ほど。
(2)手数料が高い…国際送金に関わった銀行がそれぞれ手数料を取るので、1万円を送ったら5千円が手数料に消えてしまったという話もザラにあります。
(3)ミスが多い…複数の銀行が関わるため、途中で手続きが忘れられてしまうリスクが上がります。
多数の人が介するのでミスはつきものですね。
(4)コルレス銀行は大量の現地通貨を保有しなくてはならない…コルレス銀行はどんな国へ、どんな通貨も送金できるようにしておかないといけないので、マイナーな通貨を大量に保有しておかなくてはいけません。
倉庫に動かせない在庫がたくさんある状態。
(ちなみに、この海外のお金を入れておく口座のことをノストロ口座と呼びます)
上記の問題を解決するためにRipple社はXRPという仮想通貨を生み出しました。
XRPは上記の問題を全て解決できる要素を持っています。
(1)時間が短縮できる…4~5秒で送金完了するので、いつでも即着金
(2)手数料が安い…どんなに高額な送金をしても通常1送金あたり日本円で1円以下の手数料しかかからない
(3)ミスが減る…支払主から受取人までの送金ルートがちゃんと見えていて、確実に送金されるので、送金手続きのミスが激減する
(4)ノストロ口座を廃止できる…XRPはあらゆる通貨と交換可能なため、銀行は自国通貨と必要量のXRPを持っているだけでOK
今日はここまでです!
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執筆者名:えりしー
ブログ名:仮想通貨女子部!