ビットコインの値段が乱高下しており、かなり話題となっています。
仮想通貨市場に投資資金が向かい盛り上がっているなか、今回は下記の
(1)【テクニカル】(中長期的な上昇トレンド継続も、短期的には調整相場)
(2)【ビットコイン入門】(リップル急騰も一位の座を守るビットコイン)
という観点で解説させていただきます。
(1)【テクニカル】中長期的な上昇トレンド継続も、短期的には調整相場
4月末から上昇基調を強めていたビットコインは、ボリンジャーバンドの拡大する+2σに沿った上昇が続いていました。
「バンド・ウォーク」という強いトレンドフォローの展開だったわけです。
ボリンジャーバンドは「+2σで売り、-2σで買う」というオシレーター(ボックス相場では有効)の側面がある一方、今回のように拡大する+2σ(-2σのときは弱い相場です)に沿った強い上昇を確認することもできます。
まさに今回はトレンドフォロー型の買いサインが点灯していたわけです。
ただ、東京時間25日の2時頃、345,065円(フィスコ仮想通貨取引所の価格)の高値をつけた後、ビットコインは急落。
27日15時頃には205,555円(同)まで売られました。
この間も乱高下しており、上下にかなり振らされる格好となりました。
心理的な節目である30万円や、25万円では下げ渋るような動きも見られましたが、「売りが売りを呼ぶ展開」となりあっという間に20万円台まで落ちました。
もちろんビットコインだけではなく、アルトコインもきつい下げとなりました。
今後の展開ですが、数万円が瞬間的に上下する短期的な乱高下はまだ続くでしょう。
中長期的な投資スタンスは上昇トレンドのままですが、短期的な急騰に対する過熱感を冷ます必要があります。
今回の下落幅(139,510円)に対する3分の1戻しが251,593円、3分の2戻しが298,552円となっています。
今週はこの251,593円と298,552円のレンジ内での推移を想定します。
相場が落ち着きを取り戻すにはやや時間が必要と考えます。
(2)【ビットコイン入門】リップル急騰も一位の座を守るビットコイン
先週は、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)であるリップルの時価が1週間で86.39%の急騰を見せて注目されました。
コインマーケットキャップのデータによれば、仮想通貨市場全体に占めるリップルのシェアは18日に21.78%をマークして、41.6%のシェアを占めるビットコインに対して大きく接近しています。
仮想通貨時価総額ランキングでも、長く2位であったイーサリアムを抜いてリップルが2位となりました。
2017年元日はリップル1.27%に対してビットコイン87.61%だったことを鑑みると、仮想通貨市場のシェアは大きく転換しようとしているといえます。
リップルは外国為替送金のための即時決済ネットワークとして使用されることを意図したもので、海外ではUBSやバンクオブアメリカなどと提携する他、日本でも2018年から三菱UFJ銀行が国際送金にリップルネットワークを使用することを今年4月に発表しています。
また、リップルの総発行額は現在リップル本社が所有するのですが、リップルの価値を一定に保つために本社が所有するコインを一定の条件下でのみ流通されるように凍結する(ロックアップ)と16日に仮想通貨情報サイト「コインデスク(Coin Desk)」が報じたことも影響していると見られます。
ただし市場におけるビットコインのシェアは依然4割超と大きな存在といえます。
リップル以外にもイーサリアム、ライトコインなどその他のアルトコインの時価が今後どのように推移してゆくのか注目されます。
今回の【ビットコイン入門】では、「リップル急騰も一位の座を守るビットコイン」に関してご説明しました。
なお、ビットコイン投資は利益が出るときもあれば、損失が発生することもあります。
投資は自己責任でお願いします。
(フィスコ仮想通貨取引所: ビットコインアナリスト 田代昌之)
仮想通貨市場に投資資金が向かい盛り上がっているなか、今回は下記の
(1)【テクニカル】(中長期的な上昇トレンド継続も、短期的には調整相場)
(2)【ビットコイン入門】(リップル急騰も一位の座を守るビットコイン)
という観点で解説させていただきます。
(1)【テクニカル】中長期的な上昇トレンド継続も、短期的には調整相場
4月末から上昇基調を強めていたビットコインは、ボリンジャーバンドの拡大する+2σに沿った上昇が続いていました。
「バンド・ウォーク」という強いトレンドフォローの展開だったわけです。
ボリンジャーバンドは「+2σで売り、-2σで買う」というオシレーター(ボックス相場では有効)の側面がある一方、今回のように拡大する+2σ(-2σのときは弱い相場です)に沿った強い上昇を確認することもできます。
まさに今回はトレンドフォロー型の買いサインが点灯していたわけです。
ただ、東京時間25日の2時頃、345,065円(フィスコ仮想通貨取引所の価格)の高値をつけた後、ビットコインは急落。
27日15時頃には205,555円(同)まで売られました。
この間も乱高下しており、上下にかなり振らされる格好となりました。
心理的な節目である30万円や、25万円では下げ渋るような動きも見られましたが、「売りが売りを呼ぶ展開」となりあっという間に20万円台まで落ちました。
もちろんビットコインだけではなく、アルトコインもきつい下げとなりました。
今後の展開ですが、数万円が瞬間的に上下する短期的な乱高下はまだ続くでしょう。
中長期的な投資スタンスは上昇トレンドのままですが、短期的な急騰に対する過熱感を冷ます必要があります。
今回の下落幅(139,510円)に対する3分の1戻しが251,593円、3分の2戻しが298,552円となっています。
今週はこの251,593円と298,552円のレンジ内での推移を想定します。
相場が落ち着きを取り戻すにはやや時間が必要と考えます。
(2)【ビットコイン入門】リップル急騰も一位の座を守るビットコイン
先週は、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)であるリップルの時価が1週間で86.39%の急騰を見せて注目されました。
コインマーケットキャップのデータによれば、仮想通貨市場全体に占めるリップルのシェアは18日に21.78%をマークして、41.6%のシェアを占めるビットコインに対して大きく接近しています。
仮想通貨時価総額ランキングでも、長く2位であったイーサリアムを抜いてリップルが2位となりました。
2017年元日はリップル1.27%に対してビットコイン87.61%だったことを鑑みると、仮想通貨市場のシェアは大きく転換しようとしているといえます。
リップルは外国為替送金のための即時決済ネットワークとして使用されることを意図したもので、海外ではUBSやバンクオブアメリカなどと提携する他、日本でも2018年から三菱UFJ銀行が国際送金にリップルネットワークを使用することを今年4月に発表しています。
また、リップルの総発行額は現在リップル本社が所有するのですが、リップルの価値を一定に保つために本社が所有するコインを一定の条件下でのみ流通されるように凍結する(ロックアップ)と16日に仮想通貨情報サイト「コインデスク(Coin Desk)」が報じたことも影響していると見られます。
ただし市場におけるビットコインのシェアは依然4割超と大きな存在といえます。
リップル以外にもイーサリアム、ライトコインなどその他のアルトコインの時価が今後どのように推移してゆくのか注目されます。
今回の【ビットコイン入門】では、「リップル急騰も一位の座を守るビットコイン」に関してご説明しました。
なお、ビットコイン投資は利益が出るときもあれば、損失が発生することもあります。
投資は自己責任でお願いします。
(フィスコ仮想通貨取引所: ビットコインアナリスト 田代昌之)