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今日の為替市場ポイント:マクロン候補の仏大統領選決選投票進出でドル下げ渋り

発行済 2017-04-24 08:32
更新済 2017-04-24 09:00
今日の為替市場ポイント:マクロン候補の仏大統領選決選投票進出でドル下げ渋り
21日のドル・円相場は、東京市場では109円42銭から109円12銭で推移。
欧米市場ではドル・円は108円88銭まで下げた後に109円33銭まで反発し、109円08銭で取引を終えた。


本日24日のドル・円は110円前後で推移か。
23日に行われたフランス大統領選第一回投票で、中道系のマクロン候補がルペン候補の得票率を上回り、第一位になったようだ(開票率90%時点)。
マクロン候補は来月行われる決選投票でも優勢とみられている。
目先的にリスク回避的な円買いは縮小し、ドル・円は下げ渋る展開が予想される。


フランス大統領選の第1回投票では、大方の予想通り、中道系独立候補のマクロン候補と国民戦線(FN)のルペン党首が5月7日に行われる決選投票に進むことになった。
第二回大統領選では、中道系の支持者の多くがマクロン候補を支持すると予想されており、大統領に選出される可能性が高いとみられている。


24日早朝のアジア市場でユーロは主要通貨に対して全面高の展開となった。
ただし、マクロン候補が決選投票に進出することは想定内であり、ルペン候補の得票率と大きな差はないことから、リスク選好的なユーロ買いは長続きしないとの声が聞かれている。
また、市場関係者の間では、「マクロン氏が大統領に選出されても国内景気や雇用情勢が改善される保証はない」、「欧州連合(EU)からフランスが離脱するとの懸念は消えたが、国内政治が安定するかどうかを見極める必要がある」との声が聞かれている。



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