[東京 2日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 120.32/34 1.1032/36 132.75/79 午前9時現在 120.50/52 1.1020/24 132.80/84 NY午後5時 120.60/64 1.1005/12 132.72/76
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高 の120円前半。日銀の決定会合で追加緩和とならなかったことで、上値の重さが意識さ れている。午後は日経平均株価をにらんで方向感なく推移した。
日経平均が後場の取引で400円を超える下げになると、ドル/円は一時120.2 5円まで下押しされ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表があった10月29 日以来4日ぶりの安値をつけた。
ただ、その水準で下げ止まり、午後3時にかけて120.20─30円台の狭いレン ジでもみあった。市場からは、日銀が先週の決定会合で金融政策の現状維持を決めたこと で「積極的に(ドルを)上に買っていくような感じではない」(国内金融機関)との声が 出ていた。
きょうは10月の米ISM製造業景気指数が注目されている。数字が良ければ素直に ドル買いとなりそうだが、「週末に雇用統計もある。ドル買いになったとしてもレンジを 上抜けていくような勢いはないのではないか」(国内金融機関)との見方があった。
<リスク許容力が後退> 1日に中国国家統計局が発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI) が49.8と、景況拡大と悪化の分かれ目となる50を3カ月連続で下回ったことを受け 、週明けのドル/円は売られ気味のスタートとなった。
ドルは早朝120.28円まで弱含み、その後は仲値にかけて120円半ばまで反発 した。しかし、日経平均が350円を超える下げ幅で前場を終了したことや、前週末に1 カ月ぶりの高水準にあった米10年国債利回り US10YT=RR が、再び2.13%台へと低 下したことなどから、市場ではリスク許容力が後退し、ドルの上値追い機運は盛り上がら なかった。
(為替マーケットチーム)