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欧米為替見通し:ドル・円下げ渋りか、英首相演説に注目も米新政権発足控え動きづらい

発行済 2017-01-17 17:25
更新済 2017-01-17 17:33
欧米為替見通し:ドル・円下げ渋りか、英首相演説に注目も米新政権発足控え動きづらい

欧米為替見通し:ドル・円下げ渋りか、英首相演説に注目も米新政権発足控え動きづらい

今日の欧米外為市場では、英国のメイ首相による欧州連合(EU)離脱の方針をめぐる演説が焦点。
報道によればEU単一市場から完全撤退を表明するとみられており、短期的にポンド売りが強まり、リスク回避の動きとなりそうだ。
ただ、20日の米大統領就任式を控え、動きづらい面もあるため、円買い一服後は様子見ムードが広がる展開を予想したい。


複数の英国メディアによると、メイ首相は今晩20時45分からEU離脱への基本方針に関する演説を行い、単一市場と関税同盟からの撤退を表明する見通し。
16日付テレグラフ紙は、同首相が「加盟の一部を維持したり、準加盟国のようなかたちをとることはない」と完全撤退を言明すると報じており、英国経済の先行きへの懸念からポンド売りが強まりそうだ。
また、ポンド売りを起点にリスク回避的な円買いになり、ドル・円やクロス円は売り優勢の展開が見込まれる。


ただ、20日の米国のトランプ政権発足を前に、極端な値動きは避けられる可能性もある。
トランプ次期大統領は11日に当選後初となる記者会見で具体的な政策などには言及しなかったものの、市場には減税や公共投資など景気対策を柱とした経済政策への期待が残されている。
ある市場筋は、「トランプ氏の大統領就任で政策運営を聞いてみないと動きづらい」と指摘。
「ハード・ブレグジット」への懸念が広がったとしても、ある程度の水準で落ち着くとの見方が多いようだ。


一方、ダドリーNY連銀総裁とブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事による講演も注目される。
特に、FOMCメンバー内で最もハト派寄りとみられているブレイナード理事から、2017年以降の利上げペースの加速に前向きな発言が聞かれれば、目先のドル買い材料となりそうだ。
(吉池 威)


【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・12月消費者物価指数(前年比予想:+1.4%、11月:+1.2%)
・18:30 英・12月生産者物価指数・産出(前年比予想:+2.9%、11月:+2.3%)
・19:00 独・1月ZEW景気期待指数(予想:18.4、12月:13.8)
・20:45 メイ英首相演説(EU離脱のビジョン)
・22:30 米・1月NY連銀製造業景気指数(予想:8.5、12月:9.0)
・22:45 ダドリーNY連銀総裁講演(消費者行動関連)
・24:00 ブレイナード米FRB理事講演(金融・財政政策)
・スイス・世界経済フォーラム(WEF)年次総会(20日まで)


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