日経平均は10日続伸。 13日の米国市場でNYダウが30ドル高と反発したことに加え、指数寄与度の大きいソフトバンクＧ (T:9984)で買いが先行したこともあり、本日の日経平均は66円高と前週末に付けた取引時間中の年初来高値を上回ってスタートした。
ここまでの急ピッチの上昇による過熱感や、本日からの米韓合同軍事演習を受けた地政学リスクの高まりを指摘する声もあったが、日経平均は朝方に一時
21347.07円（前週末比191.89円高）まで上昇すると、その後も21300円を挟んだ水準で堅調に推移した。
大引けの日経平均は前週末比100.38円高の21255.56円となった。
日経平均の10日続伸は15年5-6月（12日続伸）以来となる。
東証1部の売買高は18億0125万株、売買代金は2兆6482億円だった。
業種別では、鉄鋼、保険、証券が上昇率上位だった。
一方、非鉄金属、空運業など4業種が下落した。
個別では、ソフトバンクＧや任天堂 (T:7974)、三菱ＵＦＪ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)などが堅調。
ソフトバンクＧは傘下の米スプリントとTモバイルUSの経営統合について大筋合意したと報じられた。
データ改ざん問題に揺れる神戸鋼
(T:5406)は売り一巡感から2％超高、北米のハリケーン等による保険金発生状況を公表した東京海上 (T:8766)も警戒感後退で3％超高となった。
また、人気が続く豊和工
(T:6203)のほか、子会社による位置情報ゲーム会社への出資が材料視されたショーケース (T:3909)、上期決算が好感されたＳＫジャパン (T:7608)、防衛関連の双信電機
(T:6938)がストップ高水準まで買われた。
一方、前週末に急伸したファーストリテ
(T:9983)が本日は反落し、トヨタ自 (T:7203)、東エレク (T:8035)、日産自 (T:7201)などは小安い。
また、東洋電 (T:6505)、住江織 (T:3501)、東京ベース (T:3415)などが東証1部下落率上位となった。