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エルテス Research Memo(9):2018年2月期の通期業績も大幅な増収ながら減益となる見通し

発行済 2017-11-24 15:09
更新済 2017-11-24 15:33
エルテス Research Memo(9):2018年2月期の通期業績も大幅な増収ながら減益となる見通し
■業績見通し

2018年2月期の通期業績予想(連結)についてエルテス (T:3967)は、新規事業への先行投資を勘案して、利益予想の減額修正を行った。
修正後の業績予想として、売上高を前期比30.4%増の1,800 百万円(修正なし)、営業利益を前期比72.8%減の50百万円(修正幅▲190百万円)、経常利益を同70.6%減の50百万円(修正幅▲190百万円)、当期純利益を同71.2%減の30百万円(修正幅▲130百万円)と、上期同様、大幅な増収ながら減益を見込んでいる。


売上高は、引き続き、新規顧客の獲得や既存顧客の深堀などが増収に寄与する想定である。
一方、利益面では、認知度拡大を目的とした大規模なマーケティング投資(上期に実施済み)に加えて、年間を通じた新規事業(イベントセキュリティサービスなど)への先行投資(通年で196百万円の費用を計画)※により大幅な減益となる見通しである。
なお、新規事業への先行投資(費用)の金額が利益予想の減額修正幅にほぼ見合う形となっている。


※戦略子会社の設立費用や人件費、運営費など


弊社では、好調な外部環境や積み上げ型のストックビジネスであることに加え、大規模なマーケティング活動による認知度拡大の効果、リスクインテリジェンスサービスの促進などにより、見込み顧客や受注残が順調に積み上がっていることから、同社の売上高予想の達成は可能であるとみている。
また、減額修正後の利益予想についても、追加的な先行費用を反映した合理的な水準であると評価している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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