(内容を追加しました) [ニューヨーク 30日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17042.90(‐28.32) 前営業日終値 17071.22(‐41.93)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4493.39(‐12.46) 前営業日終値 4505.85(‐6.34)
S&P総合500種 .SPX 終値 1972.29(‐5.51) 前営業日終値 1977.80(‐5.05)
30日の米国株式市場は続落。さえない経済指標を嫌気し、エネルギー、素材株が売 られた。また月間では、主要株価指数がそろって下落した。
ダウ工業株30種 .DJI は28.32ドル(0.17%)安の1万7042.90ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は12.46ポイント(0.28%)安の4493.3 9。 S&P総合500種 .SPX は5.51ポイント(0.28%)安の1972.29。
原油価格が3%超下落したことを受けてS&Pエネルギー株指数 .SPNY は1.2% 安。素材株指数 .SPLRCM も1.2%下落した。シェブロン CVX.N は1%安となり、S& P500で最大の下落率を記録した。 ロイター/ジェフリーズCRB指数 .TRJCRB は1.6%安となり、1日の下落率と しては6月以降で最も大きかった。 米電子商取引大手イーベイはオンライン決済サービス部門ペイパルを分離・独立(ス ピンオフ)する計画を発表したことが好感され、7.5%高。S&P500で最大の上昇 率だった。 9月の米消費者信頼感指数は5カ月ぶりのマイナスとなったほか、7月の米ケース・ シラー住宅価格指数が前年同月比で市場予想を下回り、米国の経済成長の不安定な特性が 浮き彫りなった。 昨年末以降にS&P500が6.7%上昇し、企業の第3・四半期決算の発表を控え る中で、今年の相場にさらにどの程度多くの上昇余地があるのか、アナリストは懐疑的だ 。 プラチナム・パートナーズのプレジデント、ウリ・ランデスマン氏は「市場には引き 続き回復力があるが、魔物のような場所だ。これまで慣れてきた過去の四半期に比べ、第 4・四半期は弱めになる可能性もあると思う。しかも、年初来高値はすでに達成済みだ」 と話した。 ニューヨーク証券取引所は下げ1942銘柄に対して上げが1133銘柄(騰落比率 は1.71対1)、ナスダックは下げ1864に対して上げが824(2.26対1)だ った。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高 は約72億株で、過去5営業日の平均である61億株を上回った。