40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

アイル Research Memo(3):中堅・中小企業向けにトータルシステムソリューションを提供

発行済 2017-04-24 15:04
更新済 2017-04-24 15:33
アイル Research Memo(3):中堅・中小企業向けにトータルシステムソリューションを提供
■アイル (T:3854)の事業概要

1. サービスの概要
1991年3月の会社創業以来、中堅・中小企業を主たる顧客対象として、顧客の抱える経営課題全般に対し、基幹システム構築、システムサポート保守、ネットワーク構築、セキュリティ管理、コンテンツプロバイダ、人材教育、Webコンサルティング、ECサイト構築、複数ネットショップ一元管理ソフト、ポイント・顧客一元管理ソフトなど人材採用・教育支援も含めた幅広い分野で、ITの有効活用が必要な中堅・中小企業の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案するという、ITを通じたトータルシステムソリューションを展開している。
またICC(アイルキャリアカレッジ)大阪堂島校・東京校を運営している。


現在の事業区分は、基幹業務パッケージソフトウェア「アラジンオフィス・シリーズ」を主力とするシステムソリューション事業、及び複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」やECサイト・実店舗ポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」をASP型で提供するクラウド事業(CROSS事業とWebソリューション事業、2017年7月期から旧Webソリューション事業を名称変更)としている。


事業別売上高構成比は2016年7月期がシステムソリューション事業87.3%、Webソリューション事業12.7%で、2017年7月期第2四半期累計(8月-1月)はシステムソリューション事業86.7%、クラウド事業13.3%となった。
ストック商材が多いクラウド事業の売上構成比が上昇基調である。


(1)システムソリューション事業
システムソリューション事業は、顧客企業に対して基幹システムの設計・開発、ハードウェア保守、システム運用サポート、ネットワーク構築、セキュリティ管理などをほぼ自社で提供している。
具体的には、自社オリジナル基幹業務パッケージソフトウェア「アラジンオフィス・シリーズ」を主力として、各業種別に特化したバリエーションの充実を図り、販売後においても保守・運用サポートとしての収入を得るストック型ビジネスを重視している。


顧客企業の属する業種・業態に適合したシステムとカスタマイズを行っていることが特徴である。
業種別パッケージソフトウェアでは、連結子会社ウェブベースとの連携によって、ファッション業界向け店舗管理システム「アラジンショップ」の商品力強化を図っている。
その他業種向けでも、2006年にIT企業として初めて関西ねじ協同組合の賛助会員に認定されたのを始め、複数の組合の賛助会員に認められ、つながりを活用した営業を展開するとともに、業界での最新の情報をシステムに取り入れて製品価値を高めている。


(2)クラウド事業
クラウド事業は、ホームページの制作・活用支援、ECサイト構築、複数ネットショップ一元管理ソフト等のWeb商材を提供している。
企業活動のフロントサイドである「お客様の新規顧客開拓」を支援するもので、顧客のWebサイト企画・開発、SEM(サーチエンジンマーケティング)や広告等をミックスして提供するサービスだ。
具体的には「Webドクターサービス」として、大企業以上にWebの有効活用が求められる中堅・中小企業に対して、既存Webサイトの見直しや企業ホームページの制作・運用に加え、顧客の事業分析・事業戦略コンサルティング、プロモーション、ホームページ制作後のログ解析結果をもとにした更新・改良等により、企業の販売促進のためにホームページを有効活用する支援業務を展開している。


主力はASP型でサービスを提供する複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」と、ECサイト・実店舗ポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」である。
ストック型サービスのため利益率が高い。


また求人・求職Webサイト「@ばる」の運営管理、顧客企業の人材教育を目的としたIT・OAリテラシー教育、技術者育成、資格取得支援、ビジネススキル等の教育サービスを提供するICC(アイルキャリアカレッジ)の運営管理も行っている。


2. 新製品開発、既存製品の機能強化、ビジネスパートナーとの連携
既存顧客の深耕(リピート受注)と新規顧客の開拓強化に向けて、新製品の市場投入や既存製品の機能強化を積極推進している。


2016年12月には、主力の複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」に、受注処理を自動化する機能を追加して提供開始した。
2017年3月には人材派遣会社向けに、派遣スタッフとのスムーズなコミュニケーションを支援するアプリ「CROSS TALK for STAFF」の提供を開始した。
人材派遣会社向けスタッフ管理クラウドシステム「CROSS STAFF」と連動したサービスで、人材派遣会社は派遣スタッフへのやり取りがより手軽・確実に行える。


様々な分野のビジネスパートナーと連携するアライアンス戦略も推進している。


人材派遣会社向けスタッフ管理クラウドシステム「CROSS STAFF」は2016年3月に、(株)マネーフォワードのWeb給与明細サービス「MFクラウド給与明細」と連携した。
人材派遣会社は「CROSS STAFF」のスタッフ向けマイページに給与明細を配信することが可能になり、印刷費・郵送費・給与明細配布業務にかかる人件費などのコストを削減できる。


ASP型サービスの複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」は2016年3月に、テモナ (T:3985)の定期購入・頒布会に特化したショッピングカート付き通販システム「たまごリピート」と受注・在庫データを自動連携した。
「CROSS MALL」は複数ネットショップの商品・在庫・受注・発注・仕入を一元管理できるASP型サービスで、今回の連携によって同じ顧客に一定期間継続して販売するリピート通販事業者の効率的な多店舗運営を支援する。


また「CROSS MALL」は2016年8月に、(株)キャッチボールのコンビニ後払い決済サービス「後払い.com」と連携した。
ネットショップ運営者は「CROSS MALL」と「後払い.com」の間で、顧客の注文情報・配送伝票番号の転送、与信結果の取り込みが可能になる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます