ラクス (T:3923)は25日、通期連結業績の上方修正および増配を発表した。 売上高が前回予想比0.6%増の49.30億円、営業利益が同9.9%増の9.66億円、経常利益が同9.9%増の9.64億円、親会社株主に帰属する当期純利益が12.1%増の7.24億円。
売上高は次期主力サービスの「楽楽精算」を中心としたクラウド事業全体が好調に推移し、 前回予想を上回る見込みとなった。
一方で2017年5月の本社移転に関して居抜きでの退去が可能になったことで、 既存オフィスにおける原状回復費用の計上が不要になったことに加え、広告宣伝費の計上時期が一部変更となったことなどを主要因に、連結営業利益、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回予想を上回る見通しとなった。
配当予想は前回予想3.45円から3.85円に増額。
同社は毎期増配と配当性向を１株当たり当期純利益の12％とする配当方針を掲げている。
今回の業績予想の修正により、１株当たり当期純利益が前回予想から増加する見込みとなったことから、期末配当予想についても修正を行った。