[29日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE
終値 6807.75(+19.68)
前営業日終値 6788.07(‐ 3.48)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX
終値 9653.63(+55.46)
前営業日終値 9598.17(‐45.84)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI
終値 4365.58(+20.81)
前営業日終値 4344.77(+14.22)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が19.68ポイント(0.29%)高の6807.75と小幅高で取引を終えた。堅調な業績を示した衣料小売り大手ネクスト NXT.L と自動車・航空機部品製造のGKN GKN.L が買われ、全体水準を押し上げた。
GKNは6.7%の上昇。上半期の利益増加を受けて中間配当を増やすと発表したことが支援材料となった。ネクストは2.6%の値上がり。第2・四半期の業績が良く、販売や利益の通期見通しを引き上げたことが好感された。
一方、石油大手BP BP.L は2.5%下落した。第2・四半期の利益は増加したものの、対ロシア制裁のさらなる強化で悪影響が及ぶとしたことが嫌気された。欧州連合(EU)は29日、石油産業などをターゲットにした対ロシア経済制裁を新たに科すことで合意している。
<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。衣料小売り大手ネクスト NXT.L と自動車・航空機部品製造のGKN GKN.L が堅調な業績が好感されて買われ、全体水準を押し上げた。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は3.79ポイント(0.28%)高の1373.40で取引を終えた。
DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は18.99ポイント(0.60%)高の3190.54だった。
GKNは6.7%上昇した。上半期の利益が増加し、中間配当を増やすと発表したことが支援材料となった。
ネクストは第2・四半期の業績が良かったことを受け、販売や利益の通期見通しを引き上げたことが好感されて、株価が2.6%上昇した。
フランスの通信最大手オレンジ ORAN.PA も業績発表を受けて株価が1.8%上昇した。
7月の米消費者信頼感指数が2007年10月以来の高水準だったことを受け、相場は終盤にかけて一段高となった。
ただ投資家は、欧米が対ロシア制裁をさらに強化することを警戒している。石油大手BP BP.L は第2・四半期の利益が34%増えたものの、制裁強化がさらに進めばロシアとの共同事業に悪影響が出るとしたことで、株価が2.5%下落した。
ポルトガル大手行バンコ・エスピリト・サント(BES) BES.LS は10.6%下落。BESの筆頭株主であるエスピリト・サント・フィナンシャル・グループ(ESFG)が申請した債権者保護手続きをルクセンブルグの裁判所が受理したことが材料視された。