株価収益率、P/E倍率、またはPERは以下のように定義される評価倍率です。
株価収益率(PER) = 時価総額 / 当期純利益
または、一株当たりの数値を用いて以下のように定義されます。
株価収益率(PER) = 株価 / 1株当たり利益(EPS)
この数式を適用して、Japan Airport Terminalの株価収益率は以下のとおり計算されます。
時価総額 [ 400 B ]
(/) 当期純利益 [ 23.887 B ]
(=) 株価収益率 [ 16.7x ]
P/E比率は投資家が企業の一株に対して喜んで支払う利益の倍率を示しています。PE倍率は、重要な落とし穴があるにもかかわらず実務では幅広く用いられています。
1株当たり利益(EPS)は当期純利益 / 発行済み株式数と定義され、当期純利益を計算では用いて、P/E倍率は、マイナスの利益または債務を有する企業を比較対象とするといつも信頼できるとは限りません。
P/E比率が信頼できないことがある理由の一つは、比率が企業の株式には価値があると仮定していることです。
実務では、企業の総企業価値
が貸借対照表上の債務より少ないことがあり
その場合、その企業の株式には価値がないとみなします。
P/E比率は企業ごとの資本構成の違いも調整しません。
Khan Academyによる、P/Eの難問はこれらの落とし穴を説明するのに良い役割を果たしました。
以下の表はJapan Airport Terminalの株価収益率のトレンドを過去5年にわたりまとめたものです。
日付け |
時価総額 |
利益 |
株価収益率(PER) |
2020-03-31 |
339.1 B |
9,696.0 |
35.0 |
2021-03-31 |
489 B |
−29,628.0 |
−16.5 |
2022-03-31 |
520.6 B |
−29,426.0 |
−17.7 |
2023-03-31 |
614.7 B |
−8,478.0 |
−72.5 |
2024-03-31 |
552.3 B |
12,811.0 |
43.1 |
普通株式に係る当期純利益(特別項目除く)、時価総額にういて詳しく知る