●相場解説
昨日は、英国とEUの貿易交渉が大枠で合意と報道。
折り合わなかった漁業権に関して、
EUが提示した案に英国側が譲歩する形となりました。
今後、記者会見が行われる見込みとなっていますが、
この報道を受けてポンドが急騰。
ポンド円は140円台を回復するなど上値を伸ばしましたが、140円台は11月から何度も戻されいる上値抵抗水準です。
これまで英国とEUの貿易協議に関する報道が二転三転する中、
138円~140円台のレンジで何度も上下を繰り返しており、
現時点ではトレンドに変化が現れていませんので
トレードは引き続き様子見。
少なくとも、12/4高値(140.70)を切り上げてトレンドが上向きに変化するか?
12/11安値(136.79)を切り下げて下向きに変化するか?
トレンドの変化を確認してから売り買いを判断したいと考えています。
【日足チャート】
また、相場は貿易交渉の材料だけで動くモノではなく、
他の様々な材料が意識されて上下しますので、
「合意したから買いだ」と安易にポジションを取らないよう注意。
先ほどコメントさせて頂いた通り、
11月以降のトレンドは横ばいで上向きに変化していませんし、
年末年始の薄商いで株価の調整などが発生した場合、
リスク回避の円高で下げる可能性(リスク)もあるでしょう。
そのため、きちんとトレンドの変化が確認できてから
買う準備をしても遅くないと考えています。
また、今後目立った動きなどございましたら
改めて解説させて頂きますので、
一つの見方として参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
●今日の経済指標
ありません