26日の金先物は、昨晩の下落から小幅反発している。午後4時45分の時点で、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の8月限の金先物は0.34%高で1419.65ドルとなっている。
金は、昨日25日の20時45分に欧州中央銀行(ECB)が金利据え置きを決定を発表した直後約0.5%(+7.13ドル)上昇したが、その後21時30分の米耐久受注(6月)を機に最大約1.61%(‐23.08ドル)の大幅下落となった。
6月耐久受注は、市場予想より約2倍の結果となった。また、6月コア耐久受注モ予想を上回る結果となった。耐久受注は第1四半期では3年ぶりに落ち込んでいた。今回によって企業の設備投資は回復していることが窺える。
FRBの経済低迷への懸念として指摘していた設備投資が回復していることは、今後の経済の見通しについても楽観的に傾くだろう。
また、今夜は第2四半期 実質国内総生産(GDP)が発表され、来週にはFRBによる政策金利の発表がある。これらの発表は今後の金相場の方向性を占うことになるだろう。
米GDPの市場予想は、前四半期の3.1%から1.8%になるとされている。
しかし、一部のアナリストはGDP予想について強気である。
モルガンスタンレー (NYSE:MS)のレポートでは、「我々は2019年第2四半期は年率2.5%となる予想をしている。これは強い消費者支出と政府支出によるものである」としている。
今夜のGDP発表を前に金は、前日の安値から約0.58%(+8.19)の反発となっている。