[パリ 19日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスのギヨーム・フォーリー最高経営責任者(CEO)は19日、世界の航空輸送量について、中国の長期にわたるロックダウン(都市封鎖)解除後の持ち直しに支えられ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前を上回る水準への回復が進んでいるとの見方を示した。
フォーリー氏はインターネット配信された株主との会合で「経済再開で需要が回復する中国が航空輸送量拡大の強力な原動力になっているほか、すべての地域が通常水準あるいはコロナ禍前を超える水準に向かっている」と説明した。
一方、サプライチェーン(供給網)の回復速度については失望感を表明し、昨年の同社予想を下回った航空機の納入実績には納得していないと述べた。