Stefanno Sulaiman
[ジャカルタ 6日 ロイター] - インドネシアのルフット調整相(海事・投資)は、同国を訪問中の中国の李強首相と、中国が支援するジャワ島の高速鉄道を延伸する可能性について話し合ったと明らかにした。李氏は6日、高速鉄道に試乗した。
高速鉄道は全長142キロで、首都ジャカルタとバンドンを結ぶ。これをインドネシア第2の都市スラバヤまで延伸し、全長700キロ超にする可能性を協議し、李首相が支持する姿勢を示したという。
李氏はまた、ルフット氏とともにジャカルタと近郊カラワン間の41キロの距離で高速鉄道に試乗した。事業を受注したインドネシアと中国の企業連合、インドネシア中国高速鉄道(KCIC)の広報担当が明らかにした。
同事業は中国の「一帯一路」構想の一環で、10月1日の開通を目指している。当初目標の2019年から大幅に遅れている。
KCICは両国の国営企業で構成されており、インドネシアのウィジャヤ・カルヤ、中国国家鉄路集団が含まれている。