[東京 30日 ロイター] - 資源エネルギー庁が30日発表したレギュラーガソリンの全国平均価格(8月28日時点、1リットル当たり)は、前週比1.9円高い185.6円となり、過去最高を更新した。15週連続の値上がり。これまでの最高(1990年以降)は2008年8月の185.1円だった。
原油高と円安に加え、補助金を段階的に縮小していることが影響した。軽油と灯油の小売価格も15週連続の値上がりとなった。
ガソリン価格は長野県(194円)、鹿児島県(191.6円)、長崎県(191.1円)、山形県(190.8円)で190円超となり、全都道府県で180円を上回った。東京都は187.9円だった。
複数の関係者によると、政府・与党はガソリン価格高騰に対応した激変緩和措置について、9月から補助を拡充する方向で調整に入った。年末までと想定する拡充策を通じてガソリンの小売価格を170円台に抑制すること目指す。