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インド8月サービスPMI、60.1に小幅低下 輸出は過去最高

発行済 2023-09-05 15:47
更新済 2023-09-05 15:55
© Reuters.  9月5日、S&Pグローバルが発表したインドの8月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は60.1と、前月の62.3から低下した。写真は2013年9月、ムンバイで撮影

[ベンガルール 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表したインドの8月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は60.1と、前月の62.3から低下した。

ただ、高いインフレ圧力にもかかわらず、全体としては好調を維持しており、力強い外需を背景に輸出は過去最高を記録した。

ロイターがまとめた市場予想は61.0。好不況の分かれ目となる50を25カ月連続で上回った。2011年8月以降で最長となる。

S&Pグローバルの経済アソシエートディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は「海外需要の急増が過去13年間で有数の良好な販売動向を支え、人員と生産の拡大を促した」と指摘。

「需要の力強さも先行きの楽観度を高める要因となっており、経済成長見通しに良い兆しが出ている」と述べた。

需要全体を示すサブ指数は60.0と引き続き高水準だったが、前月の13年ぶり高水準(62.2)からは小幅に低下した。

外需は14年9月の調査開始以降で最高だった。

今後1年間の事業見通しは昨年12月以降で最も良好。雇用創出ペースは過去9カ月で最高だった。

産出価格指数は6月に記録した高水準に並んだ。投入価格の上昇率は鈍化した。

同氏は「好調な需要動向を背景にインドサービス業の販売価格の上昇率は約6年ぶりの高水準に並んだ。政策当局が注目し、利下げが遅れる可能性がある」と述べた。

8月の製造業PMIは3カ月ぶりの高水準だった。総合PMI生産指数は61.9から60.9に低下した。

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