[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が7日発表した7月の鉱工業生産指数は前月比0.8%低下した。アナリスト予想の0.5%低下よりも大きな落ち込みとなった。
ハウク・アウフホイザー・ランペのチーフエコノミスト、アレクサンダー・クルーガー氏は「業界には暗雲が立ち込め続けている。世界経済の低迷と高いエネルギー価格により見通しは暗いままとなる。生産面では既に四半期ベースでさらなるマイナスになっているように思える」と述べた。
月単位の変動をならした3カ月間で見ると、5─7月の生産は前の3カ月と比べ1.9%減少した。
7月の鉱工業生産(エネルギーと建設を除く製造業)は前月比1.8%減少。資本財が2.9%減、消費財が1.0%減だった。
LBBWのイェンスオリバー・ニクラシュ氏は、今回の指標は「経済の継続的な崩壊」を示しており、第3・四半期の生産減につながると予測した。