Colleen Howe
[北京 24日 ロイター] - 中国石炭輸送販売協会(CCTD)は24日、国内石炭価格は底を打っており、今年は昨年高値を上回るとの見通しを示した。
CCTDの調査部門担当責任者は「全体の在庫水準がさほど高くなく、購入が増えれば直接価格上昇につながる」とし、一定の底打ちと回復が見られると述べた。
現時点の中国における発電用石炭(一般炭)価格は1トン当たり800元(110.41ドル)を超える水準で、業界はこれを今年の底値とみているとCCTDは分析した。
一方、今年の石炭生産量はおおむね横ばいと予想。昨年の実績は2.9%増だった。
この担当者は、生産減少が当面価格の支援材料になるとの予想を示した。
また、政府がこのほど打ち出した景気刺激策で石炭需要が押し上げられる可能性があるとし、経済が底を打ったとの期待もあると指摘した。