[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツは週末にフランクフルトで開催した中国との第3回財政金融対話後に出した共同声明で、中国側が20カ国・地域(G20)による途上国債務再編の枠組みに支持を示したことを歓迎した。
ドイツのリントナー財務相は中国の何立峰副首相と会談後、「世界政治の重要なプレーヤーである中国抜きでは解決策は考えられない」として中国の支持を歓迎。
両国から詳しい説明はなかった。共同声明にも詳細は含まれていない。
ロイターは4月に関係筋の話として、中国が途上国の債務再編問題を巡り国際開発金融機関も損失を負担すべきとの要求を取り下げる見通しだと報じていたが、実際に撤回したかは不明。
1日の対話で両国は互いに市場アクセスの機会を拡大する意向も表明した。
新華社によると、何副首相は中国がドイツと「互恵的」な協力を促進し、両国のパートナーシップに「前向きなエネルギー」を注入するため連携する構えだと述べた。
対話には両国の中銀や監督当局の高官、企業の代表者らも出席した。