米ドルは、米国と中国の間の貿易摩擦のために、他の主要通貨に対して引き続き堅調に推移した。ドルインデックスは、午後6時00分時点で0.08%上昇して95.08となっている。
米連邦準備理事会(FRB)が、水曜日に市場の予想通り金利を据え置いた後、ドルは上昇した。強い米国の経済指標が、FRBの漸進的な利上げをもたらすことになるだろう。
ホワイトハウスは、2000億ドル相当の中国製品に対して10%ではなく25%の関税を検討しているという貿易摩擦のニュースが、投資家心理の重しとなった。ここ数か月にわたる、世界2大経済国の貿易戦争は、市場に大きな影響を与えている。
米国が新たな関税を課すなら中国は報復すると反応しているが、米国への中国からの輸入が増える場合、中国はもっと貿易戦争で痛い目を見ることになる。人民元は、 USD / CNHで0.22%高の6.8962になっている。
USD / JPYは0.06%高の111.71。先行きが不透明な相場ではリスク回避のために、安全な資産と見なされる日本円に投資する傾向があるが、円安になっている。
ユーロは EUR / USDが0.06%押し下げられて1.1577となった。また、イングランド銀行がブリグジットの懸念にもかかわらず利上げした後、 GBP / USDは0.17%下落して1.2996となった。
貿易戦争で圧力を受けている AUD / USDは0.7358で横ばい。 NZD / USDは0.27%下落して0.6738、 USD / CADは0.01%下落して1.3021となった。