東京ベース (T:3415):373円(+41円)急騰。
前日に発表した6月の月次動向が買い材料視されているもよう。
既存店売上高は前年同月比3.2%減、12カ月連続のマイナスとなったが、5月の同41.8%減、4月の同52.8%減との比較では、急速に持ち直す状況となっている。
ECが同19.0%増、実店舗が同16.8%減となっている。
これまで株価の戻りが相対的に鈍かった中、業績底打ちを素直にポジティブ視する動きが先行へ。
マネパG (T:8732):223円(+25円)急騰。
子会社のコイネージが7月7日付で資金決済に関する法律に基づく暗号資産交換業者として登録されたと発表している。
サービス提供開始時期は今月中を予定し、グループの収益基盤の柱の一つに育てていく方針。
開業後1年程度での単月黒字化を見込んでいる。
同時に発表している6月の営業収益は前月に続く大幅な落ち込みとなっているが、暗号資産事業の先行き期待を織り込む動きが優勢に。
保土谷化 (T:4112):4910円(+700円)ストップ高。
米アップルが2020年後半に発売するスマートフォン「iPhone」の全新機種に有機ELパネルを採用する方針と報じられている。
当面は液晶モデルとの併用を続けるとみられていたなか、有機EL市場の成長スピードの速まりが意識される展開に。
有機EL関連の銘柄として同社に関心が向かう展開となっている。
ケミプロ化成 (T:4960)も関連銘柄としてストップ高。
また、アルバック (T:6728)やVテク (T:7717)なども買い優勢。
KG情報 (T:2408):290円(-6円)大幅に続落。
20年12月期の営業損益を従来予想の0.17億円の黒字から3.49億円の赤字(前期実績2.28億円の赤字)に下方修正している。
新型コロナウイルスの影響が長期化かつ深刻化し、求人ニーズが低下したことから広告料収入が落ち込んだ。
転職者向けイベントや就職セミナーの開催が延期・中止になったことも響いた。
第2四半期累計(19年12月-20年6月)は2.25億円の赤字(前年同期実績は0.65億円の赤字)で着地している。
ビックカメラ (T:3048):1171円(+62円)大幅続伸。
野村證券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を1300円から1800円に引き上げている。
20年8月期は大幅減益が見込まれるものの、21年8月期は5G携帯、PC、TVなどデジタル機器が、インバウンドの悪化をカバーして、業績急回復を予想としている。
同社はデジタル機器の売上構成が比較的大きいほか、ECに強いことが優位点になるとみている。
インバウンド需要の長期低迷が懸念されていた中、安心感につながっている。
あさくま (T:7678):1525円(+102円)大幅に反発。
上限7万株(1.0億円)の自社株取得を実施すると発表している。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.31%。
取得期間は8日から21年1月7日まで。
経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、企業価値を高めることが目的。
自社株買いに加え、株価が25日移動平均線を上抜けたことも先高期待を強め、買いを集める要因になっているようだ。
エルテス (T:3967):1648円(+68円)大幅に4日続伸。
ネットトラブルに困っている人とネット中傷に強い弁護士をつなぐプラットフォームサービス「ネット中傷解決くん」の提供を開始すると発表している。
SNSなどでは匿名性に乗じた誹謗中傷やいわれのない風評などの被害が増加しており、新型コロナウイルスの影響で個人飲食店や中小飲食店への誹謗中傷も相次いでいるという。
今後、個人や企業からの需要が見込めるとの期待から買いが集まっているようだ。