*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:【堅い株】トヨタやマツダの好決算で自動車部品関連に注目【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年11月13日14時に執筆
決算シーズンを経て業界ごとに浮き沈みが目立つようになってきました。
さらに言えば目まぐるしい世界情勢の変化に対応できる企業がどこなのか…各業界においても、その明暗がわかれて参りました。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
EVに乗り遅れている日本の自動車業界を指して「日本の自動車業界の栄光は終わった」という報道は度々目にしてきました。
ただ、蓋を開けてみればトヨタ自動車 (TYO:7203)は11月1日の決算で上方修正を発表すると、過去最高だった22年3月期の経常利益3.9兆円を大幅に上回り、24年3月期は経常利益5.5兆円になる見通しです。
米国向けが拡大しているマツダ (TYO:7261)も円安の恩恵を受けて8期ぶりの最高益予想ですから、現在の自動車業界の盛り上がりは日本全体でもっと評価されるべきだと個人的には思いますけどねぇ…円安やインフレのネガティブなニュースばかりを報道されるので、何故に消費者マインドをこうも下げるのかと、首を傾げる次第です。
今年10月にはトヨタ自動車 (TYO:7203)と出光興産 (TYO:5019)が共同でEV向け全固体電池の量産で協業するとの発表もありました。
いよいよ全固体電池が普及し始めるかもしれませんな。
自動車業界以外でも造粒・コーティング装置を手掛けるフロイント産業 (TYO:6312)の技術が全固体電池の製造工程にも応用が利くとの思惑から物色されているようです。
自動車業界が活況なら、自動車に関連する部品・部材メーカーも活況になると思われます。
新しい製品が生まれれば、異業種でも脚光を浴びる技術を持つ企業があるというのも銘柄選定をする上で楽しみの1つになっておりますよ。
さて、今回は業績好調でも過小評価されているように思える自動車部材関連などをチェックして参ります。
自動車向け金属工作用油剤を手掛けるユシロ化学工業 (TYO:5013)は、11月6日の決算後に動意しました。
24年3月期は過去最高益となる見通しで、75日線を下値にトレンドを形成していくか監視です。
プリント配線板製造大手のメイコー (TYO:6787)も11月6日の決算が好調となりました。
決算後に窓を開けて動意すると、年初来高値を一気に更新しております。
半導体関連の復調で、21年12月に付けた4880円を上抜けるか…。
11月7日の決算と併せて上方修正したダイキョーニシカワ (TYO:4246)は、PBR1倍割れで割安感が目立ちますな。
自動車向けプラスチック部品の製造販売を手掛ける同社は、マツダ (TYO:7261)が主要取引先のようです。
業績好調で株主還元策が発表されるか注視しております。
トラック電装品メーカーである澤藤電機 (TYO:6901)は、11月3日の決算時点で通期計画を超過した模様。
円安に加えて、仕入れコストを販売価格へ転嫁した事で利益が拡大しました。
同社もPBRが1倍割れで、時価総額100億以下で足の軽さも目立ちますな。
週足チャートでは、底を打って切り返すか監視です。
ホンダ系部品メーカーのユタカ技研 (TYO:7229)は、10月31日の決算で上方修正と増配を発表しました。
PER・PBRがかなり割安水準であり、同社がTOBにより完全子会社化されるのでは…との思惑も湧いております。
ここから下値を切り上げるか監視中です。
最後はバルブアクチュエータに強みを持つ日本ギア工業 (TYO:6356)です。
10月30日に発表した決算を見ると、売上高の伸びに対して利益面が急拡大しておりますな。
24年3月期は経常・最終利益ともに過去最高益を更新する見通しですので、この先のチャートがどうなるか監視を強めて参ります。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。
お暇があれば覗いてみてやってください。
愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年11月13日14時に執筆
決算シーズンを経て業界ごとに浮き沈みが目立つようになってきました。
さらに言えば目まぐるしい世界情勢の変化に対応できる企業がどこなのか…各業界においても、その明暗がわかれて参りました。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
EVに乗り遅れている日本の自動車業界を指して「日本の自動車業界の栄光は終わった」という報道は度々目にしてきました。
ただ、蓋を開けてみればトヨタ自動車 (TYO:7203)は11月1日の決算で上方修正を発表すると、過去最高だった22年3月期の経常利益3.9兆円を大幅に上回り、24年3月期は経常利益5.5兆円になる見通しです。
米国向けが拡大しているマツダ (TYO:7261)も円安の恩恵を受けて8期ぶりの最高益予想ですから、現在の自動車業界の盛り上がりは日本全体でもっと評価されるべきだと個人的には思いますけどねぇ…円安やインフレのネガティブなニュースばかりを報道されるので、何故に消費者マインドをこうも下げるのかと、首を傾げる次第です。
今年10月にはトヨタ自動車 (TYO:7203)と出光興産 (TYO:5019)が共同でEV向け全固体電池の量産で協業するとの発表もありました。
いよいよ全固体電池が普及し始めるかもしれませんな。
自動車業界以外でも造粒・コーティング装置を手掛けるフロイント産業 (TYO:6312)の技術が全固体電池の製造工程にも応用が利くとの思惑から物色されているようです。
自動車業界が活況なら、自動車に関連する部品・部材メーカーも活況になると思われます。
新しい製品が生まれれば、異業種でも脚光を浴びる技術を持つ企業があるというのも銘柄選定をする上で楽しみの1つになっておりますよ。
さて、今回は業績好調でも過小評価されているように思える自動車部材関連などをチェックして参ります。
自動車向け金属工作用油剤を手掛けるユシロ化学工業 (TYO:5013)は、11月6日の決算後に動意しました。
24年3月期は過去最高益となる見通しで、75日線を下値にトレンドを形成していくか監視です。
プリント配線板製造大手のメイコー (TYO:6787)も11月6日の決算が好調となりました。
決算後に窓を開けて動意すると、年初来高値を一気に更新しております。
半導体関連の復調で、21年12月に付けた4880円を上抜けるか…。
11月7日の決算と併せて上方修正したダイキョーニシカワ (TYO:4246)は、PBR1倍割れで割安感が目立ちますな。
自動車向けプラスチック部品の製造販売を手掛ける同社は、マツダ (TYO:7261)が主要取引先のようです。
業績好調で株主還元策が発表されるか注視しております。
トラック電装品メーカーである澤藤電機 (TYO:6901)は、11月3日の決算時点で通期計画を超過した模様。
円安に加えて、仕入れコストを販売価格へ転嫁した事で利益が拡大しました。
同社もPBRが1倍割れで、時価総額100億以下で足の軽さも目立ちますな。
週足チャートでは、底を打って切り返すか監視です。
ホンダ系部品メーカーのユタカ技研 (TYO:7229)は、10月31日の決算で上方修正と増配を発表しました。
PER・PBRがかなり割安水準であり、同社がTOBにより完全子会社化されるのでは…との思惑も湧いております。
ここから下値を切り上げるか監視中です。
最後はバルブアクチュエータに強みを持つ日本ギア工業 (TYO:6356)です。
10月30日に発表した決算を見ると、売上高の伸びに対して利益面が急拡大しておりますな。
24年3月期は経常・最終利益ともに過去最高益を更新する見通しですので、この先のチャートがどうなるか監視を強めて参ります。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。
お暇があれば覗いてみてやってください。
愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず