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19日の米国市場では、原油高や主要企業の決算が好感されてNYダウは40ドル高となった。
一方で円高が重しとなり、日経平均は前日終値水準からスタートした。
その後は先物に仕掛け的な買いが入り、断続的に上げ幅を拡大する展開だった。
注目された米大統領選挙のテレビ討論会は波乱なく終わり、民主党候補のヒラリー・クリントン氏優位との見方から一段高となった。
本日の高値で取引を終え、終値としては5月31日以来、約4ヶ月半ぶりに17200円台を回復した。
大引けの日経平均は前日比236.59円高の17235.50円となった。
東証1部の売買高は18億5108万株、売買代金は2兆0825億円だった。
業種別では、不動産業、証券、ゴム製品、銀行業、その他製品が上昇率上位だった。
一方、繊維製品のみ小幅に下落した。
個別では、任天堂 (T:7974)が売買代金トップで3%超の上昇となった。
新型ゲーム機
「NX」の映像を今晩公開すると発表している。
三菱UFJ (T:8306)、トヨタ自 (T:7203)、ソフトバンクグ (T:9984)、三菱自 (T:7211)、三井住友 (T:8316)などその他売買代金上位も全般堅調。
ファーストリテ (T:9983)は3%超高となり指数をけん引した。
不動産大手の三井不 (T:8801)と三菱地所 (T:8802)はそろって4%超の上昇。
出遅れ修正の動きが強まった。
また、新作ゲームを発表したガンホー (T:3765)が商いを伴って急伸し、安永 (T:7271)
やゲンキー (T:2772)などとともに東証1部上昇率上位に並んだ。
一方、日本電産
(T:6594)、オリックス (T:8591)、花王 (T:4452)は逆行安。
また、日本金銭機械 (T:6418)、RSテクノ (T:3445)に加え、独大手の黒鉛電極事業を買収すると報じられた昭電工 (T:4004)が東証1部下落率上位に顔を出した。