中国のハイテク企業テンセント・ホールディングス(Tencent Holdings Ltd)(HK:0700)は、日本のチャットサービスのライン(Line Corp)(T:3938)とスマートフォン決済の実装のために提携すると、日本経済新聞が伝えた。
この提携は、日本の小売や外食店舗等で訪日中国人がスマートフォン決済ができることを目的としている。来年にもこのサービスの提供が予定されている。このサービスを利用する企業は、テンセントのWeChat Payと互換性のあるラインを使用して支払いを受け取ることが可能である。
今回のパートナーシップで、訪日中国人からの資金流入が期待できる。
昨年約735万人の中国人観光客が日本を訪れ、これは3年前の水準の3倍である。
また、ヤフー(Yahoo)(NASDAQ:AABA)とソフトバンク(SoftBank)は、同様のパートナーシップを打ち出し、今秋にPayPayモバイルサービスを開始した。 後に、両社はアリババ(Alibaba)(NYSE:BABA)と提携し、AlipayのユーザーはPayPayの加盟店で支払うことが可能になった。
テンセントの株価は、火曜日に1.81%上昇し303.2香港ドルになり、ラインは9.12%上昇し3710円となっている。