[東京 7日 ロイター] - トヨタ自動車 (T:7203)は7日、中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪股分有限公司(BYD) (SZ:002594) (HK:1211)とEVの研究開発会社設立で合弁契約を結んだと発表した。2020年中に中国で新会社を設立することを目指しており、トヨタとBYDが50%ずつ出資する。
新会社はEVとそのプラットフォーム(車台)、関連部品の設計・開発を手掛ける。関連業務に関わる両社の人員を新会社に移す予定。
トヨタとBYDは今年7月にEVの共同開発で合意し、セダンと低床のスポーツ多目的車(SUV)タイプのEVを開発する予定。トヨタブランドとして20年代前半に中国市場への投入を目指している。開発車両などに搭載する電池の開発も共同で進めている。
トヨタはEVなど電動車両の年間世界販売を25年に550万台に増やす計画を表明しており、中国メーカーとの連携でEV戦略を推進する。
(白木真紀)