[ソウル 21日 ロイター] - 韓国のネット大手・ネイバー (KS:035420)は香港に設置していた利用者データを保管するバックアップサーバーをシンガポールに移転したと明らかにした。香港では中国政府が香港の統制を強める「国家安全維持法」(国安法)が6月末に施行された。
ネイバーは発表文で「利用者データの管理と保護を強化するため、香港にあるバックアップサーバーをシンガポールに移している」と説明。香港で保管していた全てのデータは、7月初旬に消去したことも明らかにした。
また、香港で保管していたデータを管理していた子会社は、データの提供を要請されたことはないとした。
ネイバーはサーバー移転に関し、国安法を理由には挙げていない。
国安法の施行を受け、米ネット大手のフェイスブック (O:FB)、アルファベット (O:GOOGL)傘下グーグル、ツイッター (N:TWTR)は今月、香港当局の要請による利用者データの提供を停止したと発表した。[nL4N2ED3PU] OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20200721T230957+0000