[リオデジャネイロ 19日 ロイター] - ブラジルの資源大手バーレ (SA:VALE3)は19日、第3・四半期の鉄鉱石生産が増加したことを明らかにした。第4・四半期も一部の施設で生産がさらに増えると予測している。
第3・四半期の鉄鉱石生産は8870万トン。前四半期比で31.2%増、前年同期比で2.3%増だった。ブラジル南部イタビラの施設などで生産が増えた。
イタビラでは、労働者が新型コロナウイルスに感染したことなどを受けて、第2・四半期に生産が一時停止していた。
鉄鉱石の年間生産目標(3億1000万ー3億3000万トン)の達成には、まだ多くの生産が必要になる。第3・四半期末までの生産は2億1600万トンだった。
第4・四半期には、ブラジル北部のSerra Leste鉱山で鉄鉱石600万トンの生産が始まる予定。
ニッケルの生産は4万7100トン。前四半期比で20.7%減、前年同期比で8.4%減だった。保守点検作業などが影響した。
保守点検作業は終わりに近づいており、ニッケルと銅の生産は、第4・四半期に入りすでに増加しているという。