日経平均は小幅反落。
23日の米国市場でNYダウは反落し、28ドル安となった。
ムニューシン財務長官が追加経済対策を巡る交渉について「依然著しい相違が残る」と述べ、早期合意への期待が後退した。
ただ、主力ハイテク株の一角が買われ、ナスダック総合指数は0.4%の上昇。
米国株が高安まちまちとなるなか、週明けの日経平均は4円高からスタートすると一進一退の展開となった。
朝方に23572.60円(前週末比56.01円高)まで上昇する場面もあったが、後場に入ると小安い水準でこう着感を強めた。
大引けの日経平均は前週末比22.25円安の23494.34円となった。
東証1部の売買高は8億0839万株、売買代金は1兆5929億円と8月24日以来の低水準だった。
業種別では、サービス業、証券、その他金融業が下落率上位だった。
一方、非鉄金属、電気機器、鉱業が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の57%、対して値上がり銘柄は37%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)やネクソン (T:3659)が2%超下落したほか、前週末に続きエムスリー (T:2413)、ZHD (T:4689)、資生堂 (T:4911)といったグロース(成長)株の軟調ぶりが目立った。
前週末に株式分割考慮後の上場来高値を更新したM&A (T:2127)だが、本日は一転10%を超える下落。
東製鉄 (T:5423)は決算を嫌気した売りがかさんだ。
また、MDV (T:3902)などが東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、ソニー (T:6758)や村田製 (T:6981)は2%超、キヤノン (T:7751)は3%超の上昇。
村田製は上期業績の上方修正が好感された。
ファーストリテ (T:9983)も堅調で、任天堂 (T:7974)やトヨタ自 (T:7203)は小高い。
業績上方修正のキヤノンMJ (T:8060)や東邦鉛 (T:5707)は急伸し、映画「鬼滅の刃」の空前のヒットで関連グッズを手掛けるSKジャパン (T:7608)は連日のストップ高となった。