日経平均は5日ぶり反落。 24日の海外市場では、ギリシャが提出した改革案を債権団の一部が拒否したことが明らかとなり、同国金融支援を巡る交渉に不透明感が強まったことが嫌気された。
NYダウは178ドル安となり、日経平均もこうした流れを受けて90円安からスタートした。
寄り付き後は押し目買いから下げ幅を縮め、前日終値に迫る場面があった。
ただ、前日までの上昇を受け利益確定売りが優勢となったほか、ギリシャ情勢を見極めたいというムードも強まり、主力株を中心に上値の重さが意識された。
大引けの日経平均は前日比96.63円安の20771.40円となった。
東証1部の売買高は20億8032万株、売買代金は2兆3491億円だった。
業種別では、ゴム製品、電気・ガス業、パルプ・紙が下落率上位だった。
一方、海運業、その他製品、石油・石炭製品が上昇率上位だった。
個別では、みずほ (TOKYO:8411)、トヨタ自 (TOKYO:7203)、三菱ＵＦＪ (TOKYO:8306)、ソフトバンク (TOKYO:9984)、ファナック (TOKYO:6954)などが軟調。
売買代金上位ではＴＤＫ (TOKYO:6762)の下げが目立ったほか、ＫＬａｂ (TOKYO:3656)が大商いとなり東証1分下落率トップ。
その他、サクセスＨＤ (TOKYO:6065)、フジシール (TOKYO:7864)、特殊陶 (TOKYO:5334)などが下落率上位となった。
一方、東電力 (TOKYO:9501)、ソニー (TOKYO:6758)、ファーストリテ (TOKYO:9983)、キヤノン (TOKYO:7751)、楽天 (TOKYO:4755)などが堅調。
ＭｒＭａｘ (TOKYO:8203)が商いを伴って大幅高となり東証1部上昇率2位に。
その他、エコナックＨＤ (TOKYO:3521)、ＳＲＡＨＤ (TOKYO:3817)、さが美 (TOKYO:8201)などが上昇率上位となった。