Kanishka Singh
[ワシントン 22日 ロイター] - 米連邦地裁は22日、短文投稿サイトのXが、社名変更前のツイッターだった昨年に従業員に約束したボーナスの支払いを行わなかったのは契約違反に当たるとする判決を出した。
訴訟はツイッターの報酬担当幹部だった元社員が6月に起こした。2022年10月に米実業家のイーロン・マスク氏が同社を買収した前後に、会社側は従業員に22年の業績連動型ボーナスとして示されていた額の50%を支払うと約束したが、実施されなかったと訴えていた。
米連邦地裁の判事は、この社員が会社側が求める業務を達成した後は、対価としてボーナスを支払うという約束はカリフォルニア州法で拘束力のある契約になると指摘。支払拒否は契約違反になると判断した。
ツイッター側は、約束は口頭で行われたもので契約ではないなどとして、訴えを退けるよう求めていた。