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NYの視点:FRB、少しづつ利下げに近づく

発行済 2024-02-29 07:41
更新済 2024-02-29 07:45
© Reuters.
FED
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*07:41JST NYの視点:FRB、少しづつ利下げに近づく NY連銀のウィリアムズ総裁は今年後半に利下げを検討する可能性が高いとの見解を示した。
出発点として、年内3回の利下げを「検討すること」は理に適うとの考えを示した。
経済は引き続き強く、連邦準備制度理事会(FRB)がプラス成長を予想しており、インフレも引き続き改善が続くと予想していることも明らかにした。


ただ、1月の消費者物価指数(CPI)でインフレ改善停滞が示されたことを受けて、目標値の2%への進展の道のりにムラがある、と警告。
2%目標達成はまだ長い道のりであると繰り返した。


ウィリアムズ総裁は年内の利下げに関し、「3回の利下げを検討することは理に適う」との言及にとどめ、明確化しなかった。
今年3回の利下げは昨年12月連邦公開市場委員会(FOMC)で公表されたFRBスタッフ予測の24年の金利予測に一致する。
利下げの時期に関してはあくまでもデータ次第との姿勢を強調。
利下げペースはカレンダーベースではなくデータ次第だとしたほか、利下げは見通しと連携する必要はないと主張した。


米アトランタ連銀のボスティック総裁もインフレを巡り、まだやるべきことがある。
勝利宣言はしないと慎重姿勢を見せ、辛抱強い政策を支持、最初の利下げは夏ごろを予想している。


ウィリアムズ総裁と同様にボストン連銀のコリンズ総裁は1月消費者物価指数(CPI)の結果がインフレ進展にムラがあることを示唆しているとしたものの、インフレは進展を続けるとの考えには変わりはない。
また、インフレ見通しリスクは両側にあると見ていることや、コリンズ総裁は「時期尚早に利下げしないことや、過剰に長期の間待たないことが不可欠」と、均衡した発言を行っており、過剰に長期間利下げを先送りすることもリスク要因として挙げており、年内の利下げに少しづつ近づいている可能性がある。


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