[東京 27日 ロイター] - アジア時間の原油価格は、3カ月ぶりの高値に上昇。今年の米年末商戦でオンラインの売上高が好調だったとのリポートを受けて、米経済が好調との見方が広がっている。
0150GMT(日本時間午前10時50分)現在、北海ブレント原油先物 (LCOc1)は0.13ドル(0.2%)高の1バレル=68.05ドル。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物 (CLc1)も0.13ドル(0.2%)高の61.81ドルとなった。
クレジットカード大手マスターカードが発表したデータによると、今年の米年末商戦はネットで買い物する人が増え、オンラインの売上高が特に好調だった。オンラインの売上高は前年同期比18.8%と大幅に増加し、全体に占める割合も14.6%と、過去最高を記録した。[nL4N28Z10V][nL4N29020V]
アクシトレーダーのアジア市場担当チーフストラテジスト、スティーブン・インズ氏は「米国の消費者が財布のひもを締めている兆しはない。これは原油相場にもプラスだ」と述べた。
米中貿易摩擦が来年緩和するとの期待も、原油相場の支援材料となっている。