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インド、インフレに「たちの悪い」上振れ見られず=首席経済顧問

発行済 2024-05-08 17:40
更新済 2024-05-08 17:45
© Reuters. 5月8日、インド政府の首席経済顧問を務めるV・アナンサ・ナゲスワラン氏は、現時点でインフレにたちの悪い上振れは見られず、今年度(4─3月)の経済成長率は7%を超えるとの見

[ニューデリー 8日 ロイター] - インド政府の首席経済顧問を務めるV・アナンサ・ナゲスワラン氏は8日、現時点でインフレにたちの悪い上振れは見られず、今年度(4─3月)の経済成長率は7%を超えるとの見方を示した。

3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比4.85%と5カ月ぶりの低い伸びだった。

同氏はニューデリーのイベントで「現時点では(インフレに)たちの悪い上振れサプライズの余地はない」と発言。

© Reuters. 5月8日、インド政府の首席経済顧問を務めるV・アナンサ・ナゲスワラン氏は、現時点でインフレにたちの悪い上振れは見られず、今年度(4─3月)の経済成長率は7%を超えるとの見方を示した。写真はムンバイで2013年8月撮影(2024年 ロイター/Vivek Prakash)

「地政学的にはインフレ率が予想を上回るシナリオは常にあり得るが、現時点ではインフレ率が徐々に目標レンジの中間値に収束していくというのが基本シナリオだ」と述べた。

中銀のインフレ目標は2─6%。中銀はインフレ率が4%に達した後の利下げを望んでいる。

同氏はインド経済が「インフレなき」経済成長を目指す上で以前よりも良い位置につけていると指摘。昨年度の経済成長率は8%に達したとみられると述べた。

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