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資産運用における「マーケットニュートラル手法」の考え方

発行済 2014-10-17 11:44
更新済 2023-07-09 19:32

こんにちは! 今回は、ヘッジファンドなどにも用いられる「マーケットニュートラル」という運用手法を取り上げてみたいと思います。

マーケットニュートラル手法とは
 マーケットニュートラルとは、その名の通り“市場に対して中立を保つ”という意味です。

 例えば、株式の「売り」と「買い」を組み合わせることによって、相場が上昇局面にあっても、下降局面にあっても、着実に利益を得ようという考え方です。

 株式を「買う」という行為はわかると思いますが、株式は信用取引を行えば、株を持っていなくても「売る」という行為が行えます(空売り)。

 従って、この株を「買う」という行為と「売る」という行為を同時に行う事により、リスクを減らして、確実にリターンを得ようという考え方がマーケットニュートラル手法なのです。


マーケットニュートラル手法の考え方
 では、同手法の考え方をより詳しくみていきましょう。

 例えばここに自動車メーカーのA社とB社があったとします。現在、A社の株価は100円、B社の株価は50円です。ところが、私がこの2社の財務内容や将来性を分析してみると、どう考えてもA社がB社の株価の2倍なのはおかしいということに気づいたとします。そして、A社が100円ならばB社はその8掛けの80円くらいが適切な価格であるという結論に達したとしましょう。
<実際の株価>
A社 100円
B社 50円

<分析による理論上の株価>
A社 100円
B社 80円 ということは、言い方を代えれば「A社はB社に対して割高、B社はA社に対して割安」ということになります。

 そこで私は、割高なA社の株を売って、割安なB社の株を買います。何故そんな取引をするかといえば、私が「株価は適正な価格水準に近づいていく」という前提にたっているからです。

 従って、時間の経過と共に、A社とB社の株価の関係が10:5から、次第に10:8に近づいていくと仮説をたてたわけです。

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