アヤックスがチャンピオンズリーグでドラマを演出する一方、ユベントス株は大きな下落を見せる

Juventus（MI：JUVE）の株主は、勝利以外はコストが発生する可能性がある事を知っています。

先日、オランダのAFC Ajax（AS：AJAX）とのチャンピオンズリーグ準々決勝でイタリアのサッカークラブの株価が24％も下落しました。

ユベントスの株価は1.43ユーロとなりイタリア（ミラノ）証券取引所で15％の下落を記録しています。

ユベントスはクリスティアーノ・ロナウドが28分に先制点を決めましたが、若くエネルギーにあふれたアヤックスに立ち向かうことができず、アヤックスの若手選手であるDonny van de BeekとMatthijs de Ligtにゴールを許し敗退します。

この結果アヤックスは1997年以来となるチャンピオンズリーグ準決勝に進出し、一方のユベントスは約4億ユーロ（4億5,300万ドル）もの株価下落に見舞われる事になりました。
ちなみに1997年に行われたチャンピオンズリーグの準決勝のカードは奇しくもこの日と同じくユベントス対アヤックスでした。

ユベントスは1996年以来となる欧州最高峰の大会を勝つために5回もバロンドール（欧州最優秀選手賞）を受賞しているロナウドを獲得しましたが、この早期敗退により予定していたテレビの収入、スポンサー、そして大会賞金が獲得出来ず、大きな経済的打撃を受けました。

ユベントス株はご覧の通り15%の下落、理由は...

1. 早期敗退によって、受け取れるはずの収益を失ったため

2. ロナウドという「資産」に幾らかの減損が必要。獲得のために費やした費用はB/Sの分厚い塊を意味します

3. 相手は90年代のアヤックスではありませんでした！

ユベントスとは対照的に、アヤックスの株価は急上昇しています。株価は18.60ユーロにも上昇し8.5％も上昇しています。

アヤックス側はこの結果により、年間収益を3分の1以上増やすことが現時点で出来ておりチームがさらに上位に進出すると、賞金は1200万ユーロ（1,360万ドル）加算され、大会賞金以外でも1,900万ユーロが追加で獲得出来る可能性があります。