16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円61銭から106円30銭まで上昇し106円15銭で引けた。 少なくとも本日、ホワイトハウス高官の交代が発表されなかったため米国の政局不透明感への懸念が緩和したほか、米国の3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が14年ぶり高水準に達するなど、良好な経済指標を好感したドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.2330ドルから1.2260ドルへ下落し1.2290ドルて引けた。
ユーロ圏の2月消費者物価指数改定値が下方修正されたほか、欧州中央銀行（ECB）のプラート専務理事がたるみが大きい可能性を指摘し、ガイダンス早期変更に反対する意向を見せ、ECBが金融政策の変更に慎重であるとの見方からユーロ売りが加速。
ユーロ・円は、130円08銭から130円45銭へ上昇。
ポンド・ドルは、1.3975ドルから1.3890ドルへ下落した。
ドル・スイスは、0.9496フランから0.9548フランへ上昇した。
[経済指標]・米・2月住宅着工件数：123.6万戸（予想：129.0万戸、1月：132.9万戸←132.6万戸）・米・2月住宅建設許可件数：129.8万戸（予想：132.0万戸、1月：137.7万戸）・米・1月JOLT求人件数：631.2万件（予想：591.7万件、12月：566.7万件←581.1万件）・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値：102（予想：99.3、2月：99.7）・米・3月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値：2.9％（2月2.7％）・米・3月ミシガン大学5−10年期待インフレ率速報値：2.5％（2月2.5％）・米・2月鉱工業生産：前月比+1.1％（予想：+0.4％、1月：-0.3％←-0.1％）・米・2月設備稼働率：78.1％（予想：77.7％、1月：77.4％←77.5％）