[メルボルン 20日 ロイター] - オーストラリアの富豪アンドリュー・フォレスト氏が保有する豪資源開発会社スコードロン・エナジーは20日、JERAと丸紅 (T:8002)が保有する豪ニューサウスウェールズ州の液化天然ガス(LNG)輸入基地の権益を取得したと明らかにした。同基地の開発促進が狙い。
発表によると、スコードロンは同基地の開発主体である「オーストラリア産業エネルギー(AIE)」の権益30.1%を丸紅から、19.9%をJERAから取得した。金額は公表していない。
スコードロンもAIEに出資している。
JERAは東京電力ホールディングス (T:9501)と中部電力 (T:9502)によるエネルギー事業の合弁会社。
スコードロンは、2022年終盤までにニューサウスウェールズ州のガス需要の70%を供給する能力の獲得を目指し、LNG輸入基地の開発を加速させると表明した。