[ロンドン 29日 ロイター] - 英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル (L:RDSa)が29日に発表した第3・四半期決算は、調整後利益が80%減の9億5500万ドルとなったが、同社が提供したアナリスト予想の平均の1億4600万ドルは大幅に上回った。
新型コロナウイルス流行が需要に影響する中、世界最大のリテールネットワークを含むマーケティング部門が過去最高益を記録。利益額は10%増の16億ドルで、全体の業績をけん引した。
第3・四半期の配当は4%引き上げ16.65セントとした。
同社は4月、1940年代以降で初めて配当を引き下げたが、今回、配当を毎年引き上げる意向を示した。
また、低炭素エネルギーへの移行に伴い、石油・ガス事業を縮小する計画について詳細を説明。製油所の数を14から6に削減することなどを明らかにした。